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本日のメイントピック
GWはミームコインの爆上げで盛り上がってましたね。
カエルのペペ」ミームに基づく新しいトークンであるペペコイン(PEPE)の時価総額が10億ドルに到達したそうです。先程CoinGeckoでランキングを確認したところ、43位でした。
BAYCが発行するApeCoinや、先日トークンを発行したばかりのArbitrumと同程度の時価総額となります。
今回のPEPEの上昇により、Crypto市場には何度目かわからない振興のミームブームが到来し、PEPEに便乗しようと新しく作られたWOJAKとPEEPOは1週間で600%以上しています。
キング of ミームコインである$DOGEや$SHIBの価格も上がっているのかと思いきや、同じような値動きは見られず、どちらも1週間では赤字で取引されている点がおもしろく、今回は「犬」ではなく「カエル」であることが重要なようです。ケロケロ。
上がってるトークンを買えば爆益!となりますが、ここ数日で発行されたPepe系コインは多岐にわたり宝くじを当てるような感覚に近いでしょう。また、ミームトークンはファンダ情報を界隈に流し「次の爆益トークンはこれかも」と思わせることで価格を高騰させます。
このファンダを演出できるCrypto界隈で有名なプレイヤーがこのポンジスキームに参加することにより、個人投資家が資金を巻き上げられるリスクも存在しているので、お祭りぐらいの感覚で参加するのがよろしかろうと思います。
中には犬もカエルも載れている動物大好きな方もいるみたいです。
事の詳細についてはこちらの動画がわかりやすいです。
著者はミームが好きなので度々このメルマガでも取り上げています。
ミームってなに?なにがおもしろいの?という方はこちらを御覧ください。
参考)ミームの本質は既得権益に対する51%攻撃、DOGEをバカにするやつはいつか手を咬まれる
参考)2023年電子マグロオークションが開催!1/5日21時終了!
今回、話題となっているぺぺというカエルは割と昔からいるキャラクターであるので、投機的な話は少し置いておき昔はこんなだったなぁ、という話を今日はしたいと思います。
【前提】カエルのぺぺ
ぺぺ(Pepe)は、マット・フェリー(Matt Furie)が描いたインターネット漫画「ボーイズ・クラブ(Boy's CLub)」の中で、カエルのキャラクターとして2006年に登場しました。今回のPepeコイン騒動で突然誕生したコインではありません。実はBitcoinよりも先輩です。
特徴的なカエルのぺぺは、海外の2chanverの「4chan」の中で、「Feels good man(気持ちいいぜ)」というセリフとともに瞬く間に人気となったらしいです。
2chanのモナーや、やる男のようなものかと思います。かわいいのもあります。
【早すぎたNFT】ぺぺ × トークン = RarePepe
匿名掲示板のネットミームとしてネタ化していたぺぺには多くのファンがおり、そのイラストが通販サイトなどでも売買されることもあったそうですが、当時はNFTもなかったのでイラストは希少性を担保できませんでした。
そこで2016年に生まれたのがRarePepeです。
Pepeのカードをブロックチェーン上のトークンとして発行することで、Bitcoinなどと同じように発行枚数を制限できる上、不正のない取引が実現しました。当時はNFTの言葉すらありません。
The Early Evolution of (Some) Art On The Blockchain
ブロックチェーンに刻まれたRarePepeはデジタルアートとして売買はじめ、希少性の高いものは高値で取引されることとなり、ここに早すぎたNFTブームが到来します。
このRarePepeを売買する独自通貨として発行されたものが、おそらく最初のPEPEコイン「PEPECASH」です。一時期、日本でもZaifに上場しており、購入することができました。
このPEPECASHがRare Pepeにおける価値の基軸となり、Pepeカード作成のための申請手数料などに利用されました。
RarePepeの熱狂
RarePepeは一部のCryptoコミュニティにウケ、予想外の盛り上がりを見せます。
最初は雑なコラ画像だったイラストがトークン化され、値段がつきまたたく間に取引されていきます。クオリティの高い妙に洒落が効いた作品は「dank!(Amazing的な意味)」と勝手にみんなで喜んで盛り上がっている状態になりました。
これはNFTが生まれる前の物語、コアなオタク達にしかわからないおもしろさ、キモさ、エネルギーが渦巻き情熱に溢れていました。
当時の話を聞くに、STEPNのようなアプリもすでに存在しており、位置情報を利用してマップ上にPEPECASHがばらまかれていたそうです。まさに、お金は拾うモノプロジェクトです。日本のモナコインもそうですが、ネットミームコミュニティが作り上げる熱狂と謎の技術力は俗世のトレンドとは全くかけ離れた速度で進んでいきます。
ここ数年で発生したNFTブームのトレンドはぺぺブームはすでに2016年の4年前に一通り体験し終わっており、このぺぺブームを体験した彼らからすると、NFTブームで狂喜乱舞するミーハーを見て「あー、2週目の人たちね。いいね、楽しそうね。」ぐらいの感覚で見ていたことでしょう。
そんなブームもおわりを迎えます
ぺぺの死
人気者のPepeでしたが、極右過激派がPepeミームを人種差別的、反ユダヤ的なシンボルとして担ぎ上げられてしまいます。ネット荒らしはぺぺを使い、2016年の大統領選の1年以上前から、憎悪に満ちたペペのミームでソーシャルメディアを溢れさせました。
その結果、ペペは「オルト・ライト」フリンジ・ムーブメントと、その緩やかに結びついた白色民族主義、ネオナチズム、移民排斥のブランドの舌鋒鋭い象徴となります。
ドナルド・トランプ氏の大統領選挙を宣伝するPepeのミームは、2015年10月にトランプ氏自身が自分の似顔絵とこの漫画のカエルを混ぜた画像をツイートしたほど、どこにでもあるものになった。
ぺぺの作者は、自分の創作物が「憎しみのアイコン」になったことを快く思っておらず、エッセイの中で「悪夢」と呼んでいます。
そして、反対勢力に対する反撃として、2017年5月にペペは作者により抹殺されるに至ります。
ネタ的な存在なのに悲しすぎる結末です。同様に、PEPECASHの勢いも衰えぺぺブームは終焉を迎えます。
Goodbuy Pepe!!
参考)Pepe the Frog cartoonist kills off character that became hate symbol
キャラクターの死によって、この物語は終焉を迎えたぺぺブームですが、この理論をカエルから犬に応用した時、$DOGEコインの元になった犬はどうなるのでしょうか。
DOGEの犬は「かぼすちゃん」と言い、御年17歳らしく先日は危篤状態にあったと聞いています。可愛いのでできるだけ長生きはしてほしいですが、元ネタの存在が死を迎えることによりぺぺと同じ運命を辿るのか、はたまた反対の結果となるのか気になりますね。
次に上がるぺぺコイン情報があったらDMで教えて下さい!
本日は以上です。
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