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本日のトピック
テラ共同創設者Do Kwon容疑者とされる人物の逮捕をモンテネグロ副大統領が確認
2022年6月頃、Terraショックを引き起こしたTerraform Labsの共同創設者兼CEOであるDo Kwon氏がモンテネグロで逮捕されました。Do Kwon氏は韓国人、Terraform Labsはシンガポールが拠点だったかと思うので、なぜモンテネグロ?という感じですが、Do Kwon氏逮捕をモンテネグロの副大統領が宣言、韓国当局も本人であることを確認しているそうなので、まず間違いないでしょう。
当局は、この個人が偽造書類を持っていたと述べており、個人の身元確認を待っています。詳細は後日発表される予定です。
副大統領の翻訳された声明は以下の通りです:
モンテネグロ警察は、最も指名手配されている逃亡者の一人で、シンガポールに拠点を置くTerraform Labsの共同設立者兼CEOである韓国籍のDo Kwonの疑いがある人物を拘束した。"
がっつり、犯罪者扱いですね。
調べてみたら昨年9月に韓国当局から逮捕状が発行されており、国際指名手配されていたようです。(2022年9月記事:韓国当局、テラのDo Kwon創設者らに逮捕令状を発行)
罪状としては、Terraショックによりユーザーの資金を吸い上げ、脱税のためにシェルカンパニーを使用、逃亡のための偽造身分証を作成するなど、複数の不正行為の疑惑が掛けられているようです。
当然ですが、Do Kwon本人はその罪状を否定しており、11月頃にはミートアップを主催して世界中の警察を招待してやると強気でありました。(そんな事してるから刺されるのでは。。。)
まぁ、当然韓国当局からするとブチ切れるわけで、韓国→シンガポール→ドバイ→セルビアと熾烈な逃亡デッドヒートを繰り広げていた様子が記事を追うことで見て取れます。
Web3.0やDeFiは「分散型」であることが強調されますが、それを作っている人間であり、人間の脆弱性をつかれることでDeFiが崩壊しつつある流れを感じます。
昨年のTerraショックに始まり、ここ数ヶ月でCrypto業界は事件がおきすぎです。
FTXサムの巨額詐欺事件
シリコンバレー銀行の破綻
USDCのデペッグ
Euler Financeのハッキング事件
大小数えればきりがありませんが、Euler Financeのハッキングされた資金は北朝鮮に流れミサイルとして我々に飛んでくるとも言われているため、規制を強化せざるを得ない状況となっています。
規制の手が強まるDeFi業界
FTXによる仮想通貨市場の冷え込みに始まる、シリコンバレー銀行の破綻、USDCのデペッグなどの事件が立て続けに起こったことにより、米SECを始めとする既存金融当局からのDeFiに対する風当たりが強くなっています。
DeFiプラットフォームは、より厳格な規制が実施される可能性があり、米SECの姿勢は強行です。
Do Kwon氏の逮捕にタイミング同じくして、TRON創業者のJustin Sunも提訴されています。
中途半端な分散レベルのDeFi、および、分散を言い訳にユーザーから金を巻き上げていたあくどいプロジェクトは今後規制により逮捕者が続出することになります。
それでも明るく楽しく過ごすのがCrypto業界のいいところ
以前、このメルマガを書いたことを覚えているでしょうか?
サムが事件を起こした際、事件発生から逮捕まで割と時間がありました。
その間に、ネットミーム大好きなCrypto好きたちが「FTXが亡くなったのは仕方がないから、サムが逮捕されるかどうか賭けよう!」と始まったのがこのSBF Go To PRISONトークンです。
最高にクールですよね。超面白いです。
Cryptoの世界はミームが大好きであり、ミームこそが本質です。
参考:ミームの本質は既得権益に対する51%攻撃、DOGEをバカにするやつはいつか手を咬まれる
ここのところ逮捕者が相次ぐことと、規制が強まりこの傾向が続くことを考えると、次は誰が逮捕されるでしょうか選手権がどこかで開催されることはほぼ間違いありません。
もし、選手権が開催されたとして、あなたは誰に投票しますか?
これだ!という人がいたらコメントやDMで教えて下さいね。
逮捕リスクが高まるWeb3.0業界におけるリスクヘッジとは
マジレスすると規制を準拠すること、ではありますが、そんな回答をしても面白くありませんので、Crypto業界の先達を見習うこととしましょう。
見習うべきは先程、米SECからも提訴されているTRON創業者Justin Sun氏です。
彼は現在でも時価総額世界16位に位置するTRONエコシステムを作り上げた優秀なFounderではありますが、すでに現在はFounderの座を引いており、何をしているかというとグレナダの外交官としてのキャリアを歩んでいます。
グレナダってここらしいです。初めて聞きますよね。
彼はここの外交官です。
Justin Sunは外交官の特権を活かして?かどうかわかりませんが、自分が発行した通貨をドミニカの法定通貨に据えるなど、ウルトラCの曲芸を世界中で披露しています。
外交官だからなんなん?と最初は私も思いましたが、Justin Sunの狙いは外交官としてのキャリアではなく、外交官に付随する不逮捕特権です。
原則として、外交官は外交特権を持ち、他国の外交官を逮捕・拘束できないものとしてウィーン条約(中身は知らんが)で定められているそうです。
どうやったら外交官になれるのか、皆目見当がつきませんが、この事例から学べることとしては、Cryptoのプロジェクトを立ち上げようとするFounderはみな、リスクヘッジとして外交官の権利を持つべきということです。
はい、やっと結論が出ましたが、この記事の今回の結論としてはずばり、**「逃亡生活の間に外交官となり不逮捕特権を得られなかったDo Kwonの負け」**ということです。
Do Kwonの逮捕記事を見た、Justin Sunが「おまえ、まだ外交官なってなかったのかよ」とケタケタ笑っていそうな、今日のCryptoニュースでした。
本日は以上です。
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今日のネタ枠
💡 真面目な話ばかりでもつまらないので息抜きにネタ枠を用意しています。
【悲報】日本が誇るFiNANCiEとかいう草コイン、最速で公募割れ。国光信者、仲良く全員爆損
先日、鳴り物入りでIEOを行ったFNCTが爆下がりしているとまとめ記事にまとまられておりました。これを受け、日本のCrypto市場関係者は市場全体を育てる気があるのかとの声もあげってきているようです。
まぁ、一時点を切り取っているだけ。とポジティブに捉えることもできるので、今後に期待はしつつも、いや公募割れすんの早すぎやろ。ってところでネタ枠です。
ご連絡
拙著「Web3.0の教科書」が2023年1月11日に出版されました。ぜひ手にとってみてください。
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4/3日にリアルイベントがあります。
【BSPI×CryptoBase連動企画】第6回「ブロックチェーンリサーチャー頂上決戦!リサーチャーの見える世界を知り、そして今後の世界を考える」
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