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前回記事:chatGPTで喜んでる奴らは、人間やめる前に虹彩を捧げよ【20230411】
本日のトピックス
What Is Ethereum’s Shanghai/Shapella Upgrade?
EthereumメインネットのShapellaアップデートが間近に迫ってきました。
このメルマガが届く頃にはアップデートは完了しています。ETHを持っているからといって、今回のアップデートでなにかする必要はないので安心して空き時間で読んでください。
まずは前提知識から
Ethereumは、Web3.0のインターネット基盤を担う未来のインフラストラクチャー層です。
参考)Web3.0のインターネット基盤になっていくEthereum
私たちのデジタルライフの未来をグローバルに支えるには、イーサリアムのスケーラビリティとセキュリティを向上させながら、ネットワークの分散化を維持すること、つまりブロックチェーンのトリレンマを解決することが必要です。
参照:https://note.com/katsu_fuelhash/n/na6eaca3fefc9
その解決策を示したロードマップが上に示した図であり、「Merge」「Surge」「Scourge」「Verge」「Purge」「Splurge」という6つのフェーズで提供されていきます。
すでにEthereumの直近のアップグレードである「The Merge」は、2022年9月に問題なく実行され、コンセンサスアルゴリズムがProof of Work(PoW)からPoS(Proof of Stake)に移行したことでこれまで使用していた電力量費を99%以上削減することに成功しています。ECOですね。
当時のメルマガ)Ethereumマージまじ卍
The Mergeによりこれまで2つに別れていた、Ethereumの取引を処理している実行層(EL = Execution Layer)とコンセンサスアルゴリズムを実行するコンセンサス層(CL = Consensus Layer)が1つになりました。
全体感でいうと、Ethereumの長大なロードマップのちょうど半分を超えたところぐらいまできているそうです。
ちなみに、今後のロードマップはこちら。トイレに貼って毎日眺めても飽きませんね
Ethereumのロードマップ 出典 Twitter Vitalik Buterin
ちなみに、実行層(EL)のアップデートには都市の名前が、コンセンサス層(CL)には星座の名前が付けられます。なぜかというと、それがおしゃれだからです。
今回のアップデートは実行層とコンセンサス層、両方のアップデートとなるため、Shanghai(上海) / Capella(御者座)アップデート、長いので繋げてShapellaアップデートと呼ばれます。
1つのアップデートで3つも名前があるとは検索泣かせですが、見ていると上海アップデートが優勢のように見えます。
前提の説明終わり。
Shapella(Shanghai/Capella) Upgradeでできること
大きな変化はStakingされていたETHが出金できるようになることです。
EthereumがPoSに移行したことにより、Etnereumの取引が正しいかを判断するのはバリデーターの仕事になりました。バリデーターになるには32ETHをコンセンサス層にStakingする必要がありました。
Stakingされた32ETHはこれまで引き出すことができなかったのですが、今回のShapellaにより自由に入出金可能となります。
捕まっていた犯罪者が久しぶりに娑婆に出る感じでしょうか。
現在のETHのStaking総量は1,800万ETH、総供給量から見ると15%ほどがStakingされています。この数%でも市場に売り圧としてかかった場合、ETHの価格が大きく下がってしまうのではないか。という懸念があるわけです
参照(https://ethereum.org/ja/staking/)
先の例に被せると犯罪者がまた世に放たれて世紀末になるのか、犯罪者が更生し純粋な労働力としてGDPが上げてくれるのか、どっちなんだいってところです。
価格やDeFiへの影響
先の通り、Shapellaアップデートにより、Staking分のETHが市場にアンロックされることで、Ethereumステーキングエコシステム全体に幅広い影響を与えることになります。
とはいえ、バリデーターが急激に減るとEthereumエコシステムが崩壊してしまうので、そこには制限がかかっており、一斉に出金されることはありません。そのため、現時点では価格への影響はそれほどないだろうとする見方が多いように思います。
価格には余り興味がないので、気になる方はこのあたりの記事を読み、信じられるものをTrustしてください。
参考)Your Ultimate Guide to ETH Staking Withdrawals | Consensys
https://twitter.com/nook_ethereum/status/1643574392725860356
■ LSD( = Liquid Staking)系の競争激化
LSDとは、リキッドステーキングを提供しているプロトコルやそのサービスのことで、32ETh持って無くてもみんなで集めたらええやん。というものです。
DeFiとしては、LidoやRocket Poolなどが有名で、LSDはETH Staking市場全体の約32%を獲得し、2022年開始時の20%から上昇、ステーキングETHの最大の貢献者です。
参考)Your Ultimate Guide to ETH Staking Withdrawals | Consensys
今回のアップデートにより、LSDを実施しているプロトコルやCEXからの市場へのETH流入が考えられることと、より利率の高い方に貸しかえようとする競争が激化することになります。
OpenseaがBlurに追いつかれているように、Lidoも安泰ではないです。
記念NFTが出ます
最後に、ConsenSys からShanghai/Capellaの記念NFTが配られるそうなので楽しみにしておきましょう。
https://twitter.com/ConsenSys/status/1645878205524455426
では、本日は以上です。
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https://twitter.com/nobu_mei/status/1615737153119727616
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