米国大統領候補がガチもんのビットコイナーだった件【20230523】
#226 ビットコインピザデイみんなピザ食べた？
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本日のメイントピック
5月22日はビットコインピザデイでした。みんなピザ食べましたか？
ビットコイン（BTC）を利用した取引が行われた日を祝う「ビットコイン・ピザ・デー（Bitcoin Pizza Day）」ですが、今年で12周年を迎えます。
改めて当時の様子を調べてみると、事の始まりはプログラマーのラースロー・ハネツ氏が、保有していた10,000BTC（1BTC=時価0.0025ドル）と、ピザ2枚を交換してくれる人はいないか「ビットコインフォーラム」でおもしろ半分で募集かけたところ、取引が成立した。この日が記念日となりました。ミームっぽいですよね。
その後ビットコインの存在は数多くの人に知れ渡り、12年の時を経て資産価値を飛躍的に上昇させた。記事公開時点（2022年5月22日）のピザの代金（10,000BTC）の価値は、370億円相当となっています。
毎年、この日を祝いながらピザを食べるのが慣習で、bitbankはスイッチが当たるキャンペーンをやっていました。
https://twitter.com/bitbank_inc/status/1660481115277361153
Bitcoin2023の動画バズる
米マイアミで同日開催されていたBitcoin2023にて、ロバート・ケネディーJr(RKJr)氏が行ったスピーチがバズっておりました。
動画はこちら。
RKJrは暗殺されたジョン・Ｆ・ケネディ元大統領の甥で弁護士だそうで、直近の2024年大統領選の民主党指名候補争いへの出馬を表明しています。
もしかしたら大統領になるかもしれない方がバッキバキのビットコイナーであることが分かるスピーチでした。以下、サマリです。
■ スピーチ内容の要約(chatGPT)
ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏がビットコインイベントで基調講演を行い、ビットコインが自由を守るために重要であることを強調しました。
彼は技術の進展により政府や企業による私たちの生活への制御が増加し、パンデミック中の権利と自由の侵食が起こったことを強調しました。
ケネディ氏はオタワでのトラッカーのストライキについて述べ、カナダ政府が監視技術を使って抗議者の銀行口座を凍結するなど、平和的なデモに対して圧制的に対応したことを非難
彼は自由なお金は表現の自由と同様に重要であり、市民の資金を制御できる政府は国を農奴制に変える可能性があると主張しました。
ケネディ氏はビットコインの保有と使用の権利を守り、分散化を支持し、エネルギーの中立的な規制、そして専門知識を持つ人々と協議して暗号通貨業界の合理的な統治を確立することを約束しました。
Twitterで流れていた動画は短いものだったので元動画を探したものを上に貼っているのですが、その動画の続きでは、「私が大統領になったら」のマニュフェストが挙げられていました。
■ 私が大統領になったら
ビットコインを保持して使用する権利を侵害しない
自宅でノードを実行する権利を保護します
エネルギーの業界中立性を維持します
米国がビットコインやCrypto市場のグローバルリーダーであり続けることを確実にする
ビットコインは証券ではないので不当な規制を受けるべきではない
ビットコイナーにとっては拍手喝采です。スピーチ途中では度々拍手が起こっていました。スピーチを受けたコメンテーターは話題に上がっていたカナダの大統領ジャスティン・トルドーを非難しスピーチの素晴らしさを称えていました。
RKJr氏は自身の献金にビットコインやライトニングでも受け入れるとのことで、注目を集めており、Cryptoユーザーからすると今回のスピーチは希望が持てる内容となっておりました。
2024年の米国選挙、RFJrは民主党代表に選ばれ大統領になれるのでしょうか。今後の続報に期待です。
スピーチ全文
ちゃんと読みたい人もいるかと思うので、若干意訳しつつ書いていますが、全文も載せておきます。
こんにちは、ビットコインの皆さん。この部屋にいない多くの人々にとって、ビットコインは大統領選挙にとって取るに足らない問題に思えるかもしれません。昨夜私たちが参加したデイビッド・ベイリーのパーティーで、彼は私になぜ私がビットコインを信じるようになったかを尋ねました。
私は、オタワでのトラッカーのストライキで何が起こったかを見た瞬間に、ピンときたと返答しました。
数ヶ月前、私はイタリアに行き、イタリアの大規模な群衆の前で、デジタル通貨と特に政府が悪い行動を罰するために使用できるプログラム可能な通貨の危険性について演説しました。その際に政府が何をしているかを把握されずに、クレジットカードを変更されたり、中国で起こっているように、自宅から徒歩５分以内の範囲内で食料品を購入することしかできなくなる可能性があると指摘しました。
それは仮説的な話でしたが、私がその演説をしてから６週間後、オタワのトラッカーたちにまさに同じことが起こったことを目撃しました。皆さんがご存じのように、そのトラッカーのストライキは、神聖で当たり前の権利であるアメリカ人の自由を求める平和的なデモでした。
しかし、カナダ政府はこのデモに対して強く抑圧的な対応をしました。政府関係者は非常事態を宣言し、驚くべきことに、言論の自由を凍結し、数百人の抗議者とその支持者の銀行口座を監視技術とデータモニタリング技術を使って特定し、凍結しました。これらの法律を守り、平和的な抗議者たちがいかなる法律も犯しておらず、確かに有罪判決も受けていないにもかかわらず、突然、彼らは自分たちのお金にアクセスできなくなり、住宅ローンを支払ったり家族を養ったりすることができなくなりました。
政府が反抗的な市民を支配する力を持っているとき、自由なお金が自由な表現と同じくらい重要であることに初めて気づきました。
政府が市民を服従させる力を持つと、私たちの国全体を農奴に変えることになります。現代では、政府と企業が私たちの人生のあらゆる側面を危険にさらす技術が危険に拡大しています。
米国を中心とする世界中の自由民主主義国家はパンデミックの最中に突然方向転換しその危機を口実に憲法上の権利や自由を踏みにじるようになりました。
政府は集会の自由、礼拝の自由、財産権、陪審員裁判の権利を停止し、誤報や偽情報に対抗するためという口実で言論の自由を抑圧しました。
私達は旅行の自由を失い、ワクチン接種の義務化によって自身の体の主権さえ失いました。
「それらは一時的な制限であり、権利の一時的な停止であったに過ぎない」と誰かが言うかもしれません。しかし、本来はアメリカの憲法にパンデミックによる例外なんてものはありません。憲法の起草者たちは、革命戦争中にバージニアの軍隊を襲ったマラリア流行や、小児病流行など、ほぼすべての都市で流行した流行病があったにもかかわらず、憲法に流行病の例外を設けませんでした。
憲法は、困難な時代に対応するために書かれたものです。そして、我が国は、内戦で戦死した659,000人の兵士を失いました。これは現在の米国の人口の7.2倍に相当します。これはCOVID-19で起こったものよりもはるかにひどい損失であり、国が引き裂かれる危険がありました。
エイブラハム・リンカーンがヘイバス・コーパスを停止して北部の都市で暴動を引き起こす南軍の潜入者を防ぐために正しいことをしたとき、最高裁判所は「憲法で禁止されている」と言いました。
残念ながらコロナ中に、十分な口実があれば政府は国民の自由を全て取り上げることができるという、アメリカ国民にとって非常に危険な前例(precedent)が出来上がってしまいました。
次のパンデミックを止めたり、私たちを虚偽情報から保護したり、国内テロを防止したり、ヘイトスピーチを止めたり、戦争を行ったり、気候変動と戦うために必要な理由がある場合、これらすべての理由が「十分な口実」として機能します。
これらすべての理由は簡単に口実として使われ、たとえ初めは本当に国民を守る手段として利用されたとしても、いずれ必ず国民を支配することが目的となってしまいます。それは完璧な支配によってユートピアを実現するという全体主義の魅惑的なイデオロギーの裏面にある、隠された一部なのです。
この支配は良い人たちが支配している限りうまくいきます。ビットコインは、政府や企業の拡大と侵入に対する砦です。実際、カナダやミャンマーのような抑圧的な政府の通貨システムの制御を回避するために使用されています。
私が大統領になれば、ビットコインを保持して使用する権利を侵害しないことを確実にします。
まず、自己保管の権利を擁護します。あなたは自分の車の鍵や財布の鍵と同じように、自分のプライベートキーを所有できるべきです。あなたの財布は、あなたのポケットにあるか、あなたのコンピュータにあるかに関係なく、あなた自身のものです。政府はビットコインキー、またはあなたのパスワードを要求する権利がないと思います。それ以外の場合は、監視国家に陥ります。
次に、家庭でノードを実行する権利を維持します。KYC要件は、銀行や取引所のレベルで適用されるべきです。それ以外の場合は、ソフトウェアを実行することが不可能になります。
それはビットコインにとってだけでなく民主主義にとって重要です ビットコインだけでなく、民主主義が分散型であることが重要です。
第三に、エネルギーの業界中立規制を擁護します。バイデン大統領のエネルギーに対する30％の税金は、個々のコンピュータで何が起こっているかを監視するための侵入的な監視装置を必要とします。すべての電力を必要とするすべてのものが政府によって監視される必要があるという恐ろしい前例です。だからこそ、私たちは人々が自分の家でスマートメーターを拒否する権利を支持しています。私は、エネルギーの用途中立、産業中立の規制を守ります。
第四に、米国がビットコインやその他の暗号通貨のグローバルリーダーであり続けることを確実にします。PayPal、Fidelity、Blockなどの大手の確立された企業は、ビットコイン関連のソフトウェア開発に多額の投資をしています。テック業界の最高のエンジニアやコーダーの一部がこの分野で働いています。
私たちは、この業界に対する政府の敵意を打ち消し、イノベーションをアメリカに留めます。これは5番目のポイントにつながります。ビットコインは証券ではないので、そのような規制を受けるべきではありません。ビットコインはそれ自体で一線を画しています。そのため、4万個のノードがあると言われる分散化によって、他の暗号通貨を悩ませるインサイダー取引の操作やパンプ＆ダンプのスキームが数多く防止できます。ロスアルブレヒトなどの個人が訴追されたかどうかを慎重に検討するつもりです。
もし彼らが不当に見せしめにされたのであれば、恩赦を検討しますし、そのために非常に迅速に行動します。ビットコインの採掘者は経済的な理由から最も安いエネルギーを追い求めます。ビットコインの採掘は最も安価なエネルギーで行う傾向があり、遊休のベースロードや再生可能エネルギーの余剰ピーク発電を大量に引き出します。
私は、公衆衛生が私たちの基本的な権利と自由を抹殺するための前段階の税となった、貪欲な時代への不気味なたとえを意識しています。公衆衛生の緊急事態はもうなくなり、私たちはそれを新しい一連の根拠で置き換えるべきではありません。私たちの自由がさらに何十年も侵食されることになります 最後に、私はいくつかのことを明らかにしたいと思います
私は投資家ではないし、投資をするためにここにいるわけでもない。
政府は、大金持ちを利するために通貨供給量を操作し、無限の戦争を訴追してきた。ビットコインは、現在のシステムにおいて、政府やあらゆる当局が操作する能力を超えた中立の通貨だ。
ビットコインの公開台帳は、すべての取引を透明化します。ビットコインの透明性 この部屋のほぼ全員が、ビットコインと民主主義や自由との関連性を認識しています。だからこそ、私が出会ったビットコイン関係者のほぼ全員が熱狂しています。
おもしろい通貨だから熱狂しているのではなく、私たちが持っている自由と民主主義の必要性を深く表現からこそ熱狂するのです。そしてこのイノベーションがこれらの美徳を保証することを約束しているからです。その地平線上にある重要なものはビットコインです
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