#173 Substack
最近、結構忙しくて0930配信が全くできてません。
前回記事:[Daily Topics]Opensea, 自らWeb2.0の欠点をさらけ出していくスタイルで自滅一直線か
解説ラジオ:ラジオで聞くならこちら(1本前のやつ)
English ver:英語訳してくれていた方が電通に転職されてしまったのでHelpfulです
This newsletter is now being translated into English on the same day. I'm really grateful for the instant translation !
→毎回、これ書いていたら英訳してくれる方が現れました!奇跡!
本日のメイントピック
Web3.0はトークンを使ったビジネスをやってますが、類形するとどういった物が多いんだろう?とおもい調べていたら神記事があったので、共有です。
少し古いかもしれませんが、あまり大きくは変わっていないので見ていきましょう。
本日のサマリ
Web3.0のビジネスモデルは6つの型に類型される
トランザクションフィー
PFの取引量や使用量に応じて取引手数料を取るビジネスモデル。Web2.0的 ex) OpenSeaは販売価格の2.5%、Uniswapはトークン交換手数料0.3%を取得
サードパーティとの連携における取引手数料
プロダクトを作る時に1から作るのは大変なのでAPI的に既存dAppを組み込むパターン
Web2.0ではAPI使用者が提供者にお金を払うが、そのAPIを使ったトランザクションが発生したら、1のトランザクションフィーが貢献分受け取れる
トークンの造幣/販売する際の手数料
ユーザーがトークンをUGCする際に手数料を徴収するモデル。 ex) 分散型デリバティブ取引所 MARKET Protocol は少額の造幣手数料を徴収
ユーザーの得た利子から徴収
ユーザーがStakingして得るトークンから手数料を徴収するパターン ex) Compoundは保有者が得た利子の一部を徴収している ex) PoolTogetherは発生した利息の10%を徴収している
サブスクリプション
ブロックチェーン上での定期的な支払いのための規格(EIP1337)が存在する
ハウス・エッジ
カジノの胴元のような形で手数料を取るモデル。ギャンブル系のdAppやゲームで利益を生む場合に有効。
本編です。
トランザクションフィー
dAppのボリュームや使用量に応じて取引手数料を取ることは、当然の選択で、試行錯誤を重ねた上で成立するビジネスモデルです。取引所、DeFi、マーケットプレイスがよく採用しています。
例えば、Uniswapという取引所は、各取引から0.3%を徴収しています。
少額の流動性供給手数料(0.3%)が各取引から引かれ、準備金に追加されます。ETH-ERC20の準備金比率は常に変動していますが、手数料によって、合計の準備金サイズが取引のたびに増加するようになっています。- Uniswap ドキュメント
取引所以外では、取引手数料のモデルはマーケットプレイスでも有効です。NFTマーケットプレイスであるOpenSeaでは、アイテムの購入や出品は無料ですが、販売に成功した場合は価格から2.5%(https://opensea.io/faq)を徴収しています。
現在使用されているサイト: Uniswap, Kyber Network, OpenSeaです。
サードパーティとの連携における取引手数料について
ゼロから構築する代わりに、これらのサービスをあなたのdAppに統合するのが手っ取り早く簡単なので、dAppsへのサードパーティインテグレーションはますます一般的になってきています。
Wyreは、dAppsのFiat変換として頻繁に使用されています。Wyreが課す取引手数料に加え、取引手数料を追加することができます。そのため、例えばユーザーの1人がUSDからETHに変換するたびに、Wyreを組み込んだあなたのdAppは貢献分の報酬を数%受け取ります。
0x Instant は、いわゆる暗号のオンランプに対して同様のものを提供しています。あなたのdAppに埋め込まれた0x Instantウィジェットを介して渡された暗号から暗号への交換で手数料率を獲得することができます。
0x Instant](https://0x.org/instant#configurator)の手数料率を仮想的に追加する。
ウォレット、Fiat変換が必要なdApps、他の方法でマネタイズできない可能性のあるdApps
現在使用されているもの: Balance.io
トークンの鋳造や販売にかかる費用について
ユーザーがトークンを作成できるdAppsの出現も見られます。それがNFTであれ、合成ポジショントークンであれ、あるいはまったく別のものであれ、発行の際に手数料がかかります。
例えば、分散型デリバティブ取引所である Market Protocol は、ユーザーが合成価格エクスポージャーを得る方法として機能する position token を作成することができます。Market Protocolは、このプロセスのために少額のmint手数料を取ります。
Market Protocolでのmint手数料。
逆に、作成したトークンが売れたときだけ手数料を取るdAppもある。このやり方はNFTの世界では一般的になりつつあります。
例えばNFT作成プラットフォームであるMintbaseは、販売ごとに1%の手数料をとっています。
ミントベース料金モデル
向いているモデル:NFTプラットフォーム、取引所
現在使用されているサイト: Mintbase、Market Protocol
cTokenの収益化について
Compoundは最近、「cTokens」を発行しています。(https://medium.com/compound-finance/compound-v2-is-live-157db0b7cfc8)。ETH、DAI、USDCなどのアセットをStakingして得られるcTokensを保有するだけで、誰でも利息を得ることができます。
dAppにステークされた資本からcTokensを通じて得られた利子の一部を収益とするモデルです。
PoolTogetherは、この優れた例です。DAIのプールを集め、それをCompoundで貸し出し、得られた利子をランダムに1人の当選者に分配する、損のない宝くじです。
彼らはこのビジネスモデルを利用して、発生した利息の10%を徴収しています。
こちらを見ると、勝者は195.85DAIを獲得し、PoolTogetherはそのプールで21.76DAIを稼いだことがわかります。より大きなプールでどのようにスケールするか考えてみてください
良い対象: 長いステーキング期間、ウォレットを持つdApps
現在使用されているサイト: PoolTogether
サブスクリプション
EIP 1337は、ブロックチェーン上での定期的な支払い(サブスクリプション)のための規格です。これにより、dAppsはウェブ2.0のSaaS分野でよく見られるビジネスモデル、つまりエンドユーザーにサービスを利用するための定期的な価格を請求することを利用できるようになるのです。
NetflixのdAppsを作るとかができるかもしれませんが、未だにサブスクモデルのdAppsはあまり出てきていませんね。
記事の中にはいくつかサブスクをフォローするサービスが載っておりました。
Groundhogは、暗号サブスクリプション経済を強化するツール群です。おそらく、彼らはdAppsがサブスクリプションの支払いを統合するのを助けるサービスを提供するでしょう - RecurlyとChargebeeが現在Web 2.0 SaaSの世界のために行っているのと同じです。
dAppsのサブスクリプションのメリット - (
https://1337alliance.com/
)
ハウスエッジ
カジノ的な儲け方ですね。掛け金の数%を親が収益とするモデルです。これは、時間とともに確実なパーセントリターンにつながる数学的優位性になっており、これはギャンブル系dAppsやマネタイズを望むゲームに有効なモデルです。
向いている:ギャンブルのdApps、アドベンチャーゲーム、
現在使用されているサイト: FCK, Etheroll, Dungeon Riches
最後に
いかがでしたでしょうか。少し古い記事でしたが、モデルとしてはこの6つに類型化されると思います。Web3.0プロダクトはほとんどが1or2のモデルを採用して収益化している印象です。取引量が上がっていくことで収益力が高まるモデルを採用している方が開発している運営も頑張るモチベーションがありますし持続性があるように感じます。
他にこれ以外でのパターンをあまり見ないように思うのですが、こういうのあるよとかがあれば教えて下さい。本日は以上です。
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NFT紹介枠をやっています。
NFT紹介枠を設置しています。頂いたNFTを優先で紹介していきつつ、都度流行りのNFTなども取り上げていきたいと思います。
今週はSaiさんの作品、クリプトヘルメッツです。
はるか先生が書かれている週間NFTニュースでも毎週漫画を書かれているSaiさん、最近はテーマソングを作曲されていて多才な方です。絶対に変な人だと思います。(褒めてる)
Opensea:https://opensea.io/collection/another-helmets-collection
紹介記事:https://www.virtual-saisai.com/opensea-cryptohelmets
●4コマで動くNFTキャラクター ●時事ネタでも活躍中●オーナーさんをモチーフにした4コマが描かれるかも
とのことです。これは楽しみですね。(期待)
■ NFT紹介枠は常に募集しています
NFT紹介枠をやってます。載せてほしい方は以下リンクからご連絡ください。
過去掲載したNFT紹介枠のアーカイブ はこちらです。
今日のネタ枠
<aside> 💡 真面目な話ばかりでもつまらないので息抜きにネタ枠を用意しています。
</aside>
変なNFTのヘルメッツ被って遊んでて草です。これやりたい人はヘルメッツ買ったほうがいいです
ご連絡
電子マグロオークションは80万円で落札されました!!!
年始のマグロの初競りにあやかって、電子マグロNFTオークションを実施したのですが、最終落札価格が80万円で落札されました。初競りマグロが1,688万円だったので、惜しくも1,600万円足りずということで来年再チャレンジしたいと思います!
メタバース上で販売された初競りの電子マグロNFT、3000Maticで落札される(80万円相当)|銀座渡利のプレスリリース
Gitcoin Grant出してます
のぶめいはGitcoin Grantに2つプロジェクトを提出しています。
■ のぶめいのメルマガのGrant https://gitcoin.co/grants/3422/nobumei-newsletter
■ 広告枠のマーケットGrant https://gitcoin.co/grants/3614/kaleido-decentralized-ad
のぶめいラジオ始めました
このメルマガの内容を解説するラジオを始めました。テキストよりラジオのほうが情報に接しやすい方もいらっしゃるでしょう、ということでメルマガの内容をのぶがめいに説明する形でやっています。stand.fmってアプリでやってましたが、サービスがWeb2すぎるのでPodcastに変更しました。模索中です。
stand.fm:https://stand.fm/channels/616990bdafa93b18fc46b1cd
Podcast:https://anchor.fm/nobumei/episodes/2021NFT-e1c611j
Youtubeを見て音をスマホに聴かせればNFTを受け取れます
このYoutubeを見ればNFTを受け取れるよ!!
受け取り方:音響透かしNFTの受け取り方
寿司職⼈の技術をNFT化した「SUSHI TOP SHOT」 音を使って配布|銀座渡利のプレスリリース
先日、開催された音でNFTを配信する斬新な企画を汎用的なソリューションとすべく銀座渡利さんで企画・開発スタッフを募集しています。音でNFTを送ることができるのでYoutubeやライブなどの視聴行動を変えることなくユーザーのWalletに自然にNFTを配布することができます。
音声透かしNFTの仕組みや可能性については以前にも紹介しているのでこちらを見ていただき、興味のある方はTwitter DMにてご連絡ください。
[Daily Topics]音声透かし × トークンの活用方法
[Daily Topics]SUSHI TOP SHOT, 音で寿司を届けるイベントの新しさを解説
■ 求人枠
今はないです。誰かプロジェクトメンバー募集したい方いればご連絡ください。
相互リンク枠
■はるか先生の週間NFTニュース
@はるか先生が書いているこちらを読んでおけばNFT関連ニュースはカバーできるのでオススメ
最新の週はこちら:
過去アーカイブ含めた一覧はこちら:https://nftnews.jp/weekly-nft-news-list/
今日のニュース
BTC関連
米銀行初のビットコイン売買サービス、Five Star銀が提供へ
米国では銀行でもBTCが購入できるようになりました。
dApps / NFT
ジャスティンビーバーBAYCを購入⚡500ETH(約1.5億円)、BAYC史上7番目の高額取引
有名人が買うのはBAYCみたいになってきましたね。
YouTubeがNFT導入を検討中、CEOが書簡で示唆 | TechCrunch Japan
YoutubeがNFT配信できるようになったら一気にマス化しそうですね。
自民党が検討会を持ち始めたようです。いきなり「規制」について話していてネガティブな印象も受けますが、「規制」には公正なルールを作るというポジティブな側面もあるのであまり悲観せず見ていきましょう。
楽天NFT戦略の全貌 「ポイントで買える」に勝機:日本経済新聞
界隈から非難轟々の楽天NFT、ポイントでNFT買えることが強みらしい。ほんまか?
Nassimさん、Marcさん、ElonさんなどからTwitterでブロックされた人のみがミントできるNFTを提供している
BlockChainならぬ、BlockedChainがリリースされており、イーロン・マスクにクソリプ送っておかなかったことを後悔しています。
Stablecoin / CBDC
デジタル通貨の旧リブラ、発行断念へ 資産売却と米報道: 日本経済新聞
どーしたLibra!
はい、本日は以上になります。
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