音声透かしSUSHI TOP SHOT配信が無事終わりました。参加していただいたほとんどの方に受け取ってもらえたので一安心です。どうも@nobu_meiです。
すでにSUSHI TOP SHOTのNFT配布はMint数がoverしており配布終了しているのですが、今も体験していただいた方には記念NFTを贈呈しています。参加できなかったよという方もこちらのYoutube動画を見て音声でNFTを受け取ってみてください!
のぶめいのメルマガが即日で英語訳されるようになりました。一昨日の記事に関する内容が英訳されていす。即日翻訳していただけるのは本当にありがたいです
元記事:[Daily Topics]7月連休中のNFT配布キャンペーン情報をご紹介 ⇒ 英語記事はこちら
人類はガチャを回したい、vividotガチャに見るランダム性の面白さ
昨日、のぶめいが寿司を音で配っている裏でvividot先生がとんでもないガチャを作って界隈を沸かせていました。
https://vividot-de.fi/entry/vividot-nft
vividot氏のTwitterのアイコンの猫がビビドットです。ビビットなドット柄の猫なのでビビドットらしいです。vividなdot柄の猫なのでvividotらしいです。センスが爆発していると思います。
そんな彼が、Gasさえ払えば無料で何度でもガチャを回せるNFTガチャシステムを作ってくれました。
**使い方の解説はこちらです。**
設定をよくお読みになった上で、こちらのサイトでガチャを回すことができます
後述しますが、ブロックチェーンゲームやNFT販売は原則ガチャが禁止です。
ガチャを回すのがソシャゲ以来久しぶり、dAppsゲームに慣れ親しんだ体には、「ガチャを回す感覚」は刺激的で無限にNFTが出てくる体験はおもしろく、何回もガチャを回してしまいました。vividot氏は危険な存在です(天才ですね。)
せっかく音声でSUSHI TOP SHOTを受け取ったのにOpenseaのコレクションの中身がvividot側に侵食されていきます。サザエNFTが見えなくなってしまいそうなのがイラッとしました笑
このNFTガチャ配布に際し、身内で話していた内容としては、法律的に問題ないのであればNFTを沢山の人に配りたいだけの場合に良い施策なのではないかということです。シンプルにNFTのホルダー数を増やすことができます。
例えば、これからローンチされるSushiswapのShowyouのNFT PFではNFTコミュニティごとに「ランキング」がつくことが発表されています。そのランキングがどの数字を元に算出されるかはまだわからないのですが、単純なホルダー数も加味されるのであれば、この配布手法は有効なようにも思えます
コンプすることで特典をつけておけばレアなNFTは2次流通もしてくれるだろうという期待感もあります
というか、銀座渡利の大将がSUSHI NFTガチャをやりたがっていました。板前さんはお固いイメージがあったのですが、こういったイベントごとを楽しんですぐ取り入れてくれるのが本当に頭やわらか人間だなと思います
以上、vividotガチャの報告でした
NFTのガチャ販売は賭博法に抵触するためNGな犯罪行為
先にも書きましたが、NFTを有料のガチャで配布してしまうと日本では犯罪行為です。私は法律の専門家ではないので、業界のスタンダードになっている斎藤創先生の「ブロックチェーンゲームと日本法」から抜粋してご説明します。
賭博罪 ・ ガチャでランダムにアイテムを購入し、そのランダムで得たアイテムを売却可能という 場合、通常、賭博罪のリスクが高いと思われる ・ アイテム同士の合成によりランダムに新アイテムが登場し、その新アイテムが売却可 能、という場合、財物である旧アイテムが消滅して掛金と見られる場合や、合成手数料 が掛金と見られる場合、賭博罪のリスクが高いと思われる ・ 上記以外の仕組みでも賭博性については検討を要する。ゲームである以上、一定のラン ダム性は必ずあるが、どのような仕組みであれば賭博罪リスクが低いかについては慎重 な検討を要する
はい、そのまま文章を抜粋してきたのですが、要点としましては、「ガチャはやめたほうが良い」ということが書いてあります。
NFTはその特性上、2次流通をします。2次流通をするということはガチャを回してNFTを受け取ったその時点でユーザーごとに損得が生じます。←これ、賭博なんじゃないの?というのがこのレポートで述べられている要点の1つになります
実際の凡例などがあるわけではなく(その認識)、確定ではないのですが、あくまで現行の法律で考えると犯罪に該当する可能性が高い、という話なのです。違反すると3年以下の懲役に処される可能性があります(怖)
日本のNFTを販売する事業者はこのルールを厳格に守り、NFTを一つ一つ手売りするしかない状況にあります。NFTを知ったゲーム業界の人間であれば、「これをガチャで配布すれば!」となるところ、中々ソシャゲへのNFT実装が進まない現状の裏側にはこの問題があると思っています
ソシャゲのガチャモデルとNFTの2次流通での売上モデルはビジネスモデルが全く異なるため、中々導入が進みません。参考にビジネスモデルの違いを図示したものを貼っておきます
また、ややこしいのが、NFTのガチャ販売は日本では禁止ですが、海外ではそんな法律はありません。
例えば、NBA top shotはNFTがガチャ形式で販売しとんでもない売上を上げていますが、日本ではそれができません。そのため、今回のNFTブームは日本から始めることはそもそもできない土壌がありました。海外ではできるけど、日本だけできない施策などがあると、国際競争力の差に直結するので海外のプロダクトに勝つことができません。
Cryptoは国境無く世界と戦うことが当たり前になった業界です。その中において、日本発のプロダクトだけが足かせがある状態が続いており、「賭博法」はその1つです。この辺りは業界団体が声を集めて法律を変えるための動きをしていく必要性があるとおもっているので、期待したい所です
また、NFTは景品に該当する可能性もありその場合は景表法に該当します
景表法 ・ ゲームの登録、ログイン、ランキングボーナス等で、トークンや Ether を配布する場 合、トークン、Ether も「景品類」に該当しうることから、景表法の景品規制を踏まえて 配布する必要性 ・ 全員に配布のボーナス(総付景品)は取引価格が 1000 円未満の場合上限 200 円、1000 円 以上の場合には取引価格の 20 倍まで。ランキング報酬等の場合、取引価格の 20 倍と 10 万円の低いほうが上限 ・ 取引価格は最低課金単位で考えることがまずは妥当
今回のvividotガチャの無料配布NFTが200円以上の価値になっていく場合、景表法に該当してきそうです(まぁ大丈夫でしょうが)
はい、本日はvividotガチャが楽しすぎたので、ガチャに関する法律について簡単に説明させていただきました。法律に関しては、専門家の方も熱心に情報を発信してくれていますので、こちらを読んで頂くほうが詳しくなれると思いますのでリンクを置いておきます。ぜひご参照ください
【長瀬弁護士が解説】 NFTとは? 法規制と実務上の留意点 - BUSINESS LAWYERS
【長瀬弁護士が解説】 NFTは金融規制上どのような法的位置付けになる? - BUSINESS LAWYERS
【長瀬弁護士が解説】NFTアートと著作権法の関係 - BUSINESS LAWYERS
今日のネタ枠
真面目な話ばかりでもつまらないので息抜きにネタ枠を用意しています。
先日、イラストレーターのGODTAILさんに自画像を描いてもらえる権利を購入し、自身をマジシャンとして描いてもらったなんでもトークンさんの「なんでもマジシャンNFT」がdAppsゲームCryptoSpellsとコラボしゲーム内のカードとして登場します
これぞNFTという、ゲームやコンテンツをまたいだ活用になっておりオモシロイと思ったのでネタ枠です。いまクリスペを始めてもらえれば、誰でもこのNFTを受け取ることができるのでおすすめですよ!
ゲームはこちらから!招待コードを置いておきます:gR7o
これで入ったら何かもらえたはずです。
関連トピック
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[Daily Topics]2021Q2のNFT市場レポート
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はい、本日は以上になります。Substackは意外といいねとコメントが来ないのでお手すきの際に是非お願いします。反応があるとシンプルにやる気が出ます
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