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Starlay $LAYトークンを販売開始、Curve WarはAstar上で再現されるのか?!
nobumei.substack.com

Starlay $LAYトークンを販売開始、Curve WarはAstar上で再現されるのか?!

#192 2022_0513のMainTopics

nobumei
May 13, 2022
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Starlay $LAYトークンを販売開始、Curve WarはAstar上で再現されるのか?!
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#192 Substack

地合いが悪いですが、新しい実験が始まろうとしてます。

前回記事:[Daily Topics]NFT = Flex、トークングラフを育てよう

解説ラジオ:ラジオで聞くならこちら

English ver:英語訳してくれていた方が電通に転職されてしまいました。つまり、このメルマガを英訳していると電通にい行けるってことです。Help Needed!!

This newsletter is now being translated into English on the same day. I'm really grateful for the instant translation !

本日のトピックス

DeCartel

Astarをナチュラルに応援しているので、Astar上のおもしろそうなプロトコルを紹介と、それが何をやろうとしているのかについて書こうと思います。

Starlay Financeについて

Starlay Financeは、今年3月のリリース以来、驚異的なスピードで成長しているLending プロトコルです。平たく言うと、Astar版のAaveです。Starlayに暗号通貨を預けることで金利を得ることができます。

現在、Astar上に載っているTVLの6割ほどのシェアを持っており、AstarのDeFi経済圏を牽引する存在になっているプロトコルです。少し草なのが、

Starlay Financeは独自のレバレッジ機能であるMakai Marketを持ち、自動的に貸し借りをループさせることで高い収益性を実現しています。

名前が【魔界】なので入れるの怖すぎるのですが、魔界探検していることを証明できるNFTとかがあれば「おれ魔界行ってきたぜ!」って言えるので自慢できますね。

まぁ魔界マーケットは併設されていますが、Starlay Finance自体は、世界でも有数のスマコン監査会社の1つであるRuntime Verificationに監査を依頼していたりするようなのでセキュリティを高めようとする姿勢は好感が持てます。

そして、これが伝えたくてメルマガを書いているのですが、このStarlay Financeのガバナンストークン$LAYが、2022年5月13日(本日)よりオークション形式で販売されます。

$LAYトークンの狙い=Astar上でのCurve Warの再現

普段このメルマガではICOの案件などは書いてこなかったのですが、Curve Warの事もメルマガで取り上げていませんでしたし、Ethereumプロトコル上で起こった出来事の再現性が他L1チェーンでもあるのかという実験は個人的にも興味があるので取り上げました。

Curve Warの仕組みなどについても詳しく書こうと思ったのですが、こちらに関しては、アドニキのメルマガがめちゃくちゃわかりやすく勝てる気がしないのでリンクを貼っておきます。

【Starlay War】イーサリアムで起きたCurve warをワンチームで再現するStarlayの開発チームの考察

要点のみ説明します。

  1. Curve WarはCurveというStablecoin DEX上で起こったStablecoin同士の戦争

  2. DEXでswapをするためには流動性の高い流動性プールを持っていたほうが有利である

  3. Curveの場合、ガバナンス投票によって流動性をどこに追加するかが決まる仕様になっていた

  4. Curveの発行する$CRVをStablecoin運営がこぞって集め、流動性を奪い合う戦争になった

こんな感じです。

お金が集まるところの収益性は高まります。そのお金を目当てにさらに多くの資金と人が集まりました。まさにこの図です。

Curve Warの場合は、Curveの他に重要なプロトコルとしてConvexとAaveがありこの3つのプロトコルを介して資金がぐるぐる回ることで高い収益性を実現していました。DeFiの歴史における1つの成功事例を言って良いと思います。

そして、おもしろいのはStalayの開発チームがこれらの3つのプロトコルに相当するAstar上のDeFiをすべて自分たちで開発していることです。対応させるとこんな感じです。

  1. Curve → Kagla

  2. Convex → Muuu

  3. Aave → Starlay

つまり、どういうことかと言うと、Ethereumで起こったCurve WarをAstar上で意図的に起こして高いAPYを実現しAstar上に大量の資金を流入する機会を創出しL1ブロックチェーンとしての価値を高めよう!ということです。

開発チームはこのプロトコル連携網を【DeCartel】と呼んでおり、今後も新しいプロトコルが追加されていく予定とのことです。(全部自分たちで作るのはすごいが、それ「De」Cartelなの?って思ったのは内緒だ!)

図もありますが、このメルマガではあくまでざっくり理解してください。詳細はアドニキの記事が本当にわかりやすいのでそちらがオススメです。

StablecoinはTerraの事故があったために、非常に冷え込んでしまっている地合いの悪い中でのスタートとなりますが、新興チェーンであるAstarが他のL1から流動性を奪ってくるための手段の1つとしてこの事例は非常に勉強になりました。

DeFiがただのFiになる日まで

DeFiはまだ進化の初期段階にあります。Dune Analyticsのこのデータによると、DeFiのユニックユーザー数は時間とともに増加し、現在460万ユニークウォレットという記録を持っています。

法定通貨がインフレし続ける経済状況においては、この数字は今後も飛躍的に伸びていくでしょう。数年後には、テクノロジーに興味のない人でも、意識するしないにかかわらず、DeFiが日常生活に溶け込んでいくはずです。そうなると、DeFiは「De」Fiではなく、ただのFi, Financeになります。

そうなるための敷居は、現在かなり高いものがあります。UXは複雑ですし、セキュリティも十分でないように思います。セキュリティが高水準であっても、APRが0%では誰も使いませんし、誰かが無理をする形でのDeFiは持続可能性がありません。

Starlayはあくまで1事例ではありますが、こういった挑戦の積み上げが未来のFiを作っていきます。Starlayが発表したDeCartelは、未来のFinanceに繋がっているといいなぁと思います。

$LAYトークンのパブリックセールは今日から

投資に感情を持ち込むことはご法度ではありますが、$LAYのパブリックセールは今日からです。

Starlay:https://starlay.finance/app/launchpad/lay

StarlayはAstar最大のDeFiですし、この資金の集まり具合によってはAstarの勢いにも影響が出そうな予感がします。

良さげな点としては、発行される$LAYを持っていると、「Mutual Airdrop」という施策により不定期にAirdropが受けられるそうです。

例えば、あるユーザーが一定額の$LAYを持っていた場合、不定期にスナップショットを取り、デカルテルに参加しているプロトコルからエアドロップのイベントを実施します。

ユーザーに配布される$KGLや$MUUUの量は、ユーザーが持っている$LAYの量に依存する。これにより、DeCartelのヘビーユーザーは、各プロトコルのガバナンスに参加するようになる。これは一度限りのイベントではなく、不定期に何度も行われる予定です。

DeCartelに関するより詳しい情報は、このページで更新していくっぽい。

リスクに関して

当然ですが、今回ご紹介した内容はリスクを含みます。現在話題沸騰中のTerraは時価総額TOP10に入るレベルの価値を持っておりましたが、1$のペグが外れた瞬間にあっという間に99%の下落劇となってしまいました。Terraから他のStablecoinへも影響は及んでおり、担保資産が怪しいとされるUSDTのペグも外れかかっている始末です。この世に絶対はありません。

BitcoinやEthereumのようなWeb3.0の基本とされるプロトコルも、Terraなどに比べて「長い時間何もなかった」という実績を元に安全性が高いと言われているだけであり、これは未来において約束された安全ではありません。

プロトコルが誕生してから時間が経っている=その期間にあらゆる攻撃にさらされているであろうにも関わらず大丈夫であった。ということです。これを「時の試練」などともいいますが、当然生まれたばかりのプロトコルはこれから時の試練を受けることになり、時間だけはどれだけのTVLが高まろうと追い越すことができない1つの安全の指標になります。

DeFiの高いAPYは魅力的ではありますが、その%はStakingする金額を全額失う確率と考えると身も引き締まるのではないでしょうか。

とはいえ、知的好奇心が資産を失う恐怖を余裕で飛び越えてしまうのがCryptoの面白さです。仮に全財産を失ったとしてもこの業界で生き残っていればなんとかなるでしょう。Cryptoはそれぐらい上向きの業界です。

記事を読んで理解したつもりになっていては恥ずかしいので、自分も体験してみたいと思います。

20220515追記

StarlayのIDO終わったみたいですが、目標金額いかなかったっぽいです。開発チームはかなり技術力高いと思うのですが、Terraの件で市場が総悲観なので地合いが悪すぎましたね。

終了直後に大口からの入札を許したとかで少し揉めてるっぽい?動向を見ましょう。

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