Stablecoinの発行数がDeFiに続いてCoinbaseでヒートアップ
UniswapやSushiswapなど様々なDEXがありますが、Stablecoinに特化したDEXのCurveの取引量が増加しています。今日に至るまで、Curveは1日の平均出来高が3億ドルを超えており、最近ではUniswapやCoinbaseのような競合の動きも見られ、1枚あたりの価値がペッグされたアセットの市場が拡大しています
ステーブルコインってなんだっけ?という方は過去にこちらで解説しています
[Daily Topics]発展著しい、ステーブルコインの概要
DeFi上のStablecoinは急速な成長を続けており、2021年にはこれまでのところ約4倍になっています。DeFiアプリケーションでの利用もあって、Stablecoinの時価総額は1,000億ドルを超えています。
高流動性Stablecoinコインの使用が増えるにつれ、安定コインを取引するための低スリッページ、高流動性の手段に対する需要が高まっています。先行しているCurveは、このトレンドの恩恵を受け、過去6ヶ月間で取引量が10倍に増加しています。
The Blockのサイトでデータが公開されているのでStablecoin同士の比較を見てみます。
左図を見ても明らかですが、2021年に入ってからの伸び方の角度がえげつないです。DeFiが本格的に流行り始めたのは昨年の8月頃からですが、その時はUniswapやCompoundが祭りになっており影を潜めていたのかもしれません。DeFiを触っている人を見ていると、StablecoinをDeFiコントラクトに預けて価格変動リスクを避けながらガバナンストークンを受け取るリスクを抑えた手法が選択されるようになってきていると感じておりその影響で発行数が増えているものと考えています
そして、発行されているのはUSDTとUSDCが大半で、USDC、BUSDが勢力を伸ばしてきています。
Why USDC Is The Fastest Growing Stablecoin
今日はこの記事を参考にUSDCについて少し解説します
USDCは米ドル建てのStablecoinコインです。ドル建てStableコインとは、発行されたUSDC1枚につき1ドルがどこかの銀行口座に保管され、価値の担保として確保されているということです。USDCの保有者は、Coinbaseなどの取引所で、いつでも無料で自分のUSDCをドルに交換することができます。同様に、ドルを持っているユーザーは、Coinbaseのような取引所でUSDCに交換することができます。
USDCの発行は、Centreというコンソーシアムが監督しています。は、Centreの2つの創設メンバーであり、特にCircleはUSDCの開発において重要な役割を果たしています。
USDCの特徴とは?
USDCはCoinbaseとCircleという比較的安心できる企業が発行体として機能している点が特徴です。USDTはTether社が発行していますが、長らく内部の担保状況が公開されておらず不安が募っていた時期がありました。内訳は最近公開され一部安心できるようになりましたが、預かった米ドルをほとんど貸し出しており現金がそこまで多くなく、銀行で言う取り付け騒ぎにならないか心配な面があります
そういう意味で市場はCoinbaseとCircleを、法律を厳守する非常に保守的な企業とみなしており、Tether社よりも信用で勝る点が優位な点です。さらに、Circleは米国政府と協力してUSDCを外交の道具として利用しています。実際に、【米国政府はサークルと連携して、ベネズエラの医療従事者にUSDCを配布】しました。これによって、独裁者が支配する伝統的な金融システムを迂回した資金提供が可能になっています
サークルとコインベースの両社が米国政府と密接な関係にあることで、市場に信頼感が伝わっています。積極的に協力している企業に対しては、政府が規制をかけにくいという考えがあるからです。
また、USDTが最近、信頼問題を経験していることも、USDCが急上昇している安定コインになった理由の一つです。具体的には、2019年4月に【テザー社の弁護士が、デジタル資産を支える銀行口座に、テザーの発行額に見合うドルが眠っていないことを認めた】。テザー社は結局、【この問題をNYAGと1,850万ドルで和解】しましたが、これに加えて、テザー社の現金および現金相当額をNYAGに開示することや、法人間の取引を開示することを義務付ける他の要件もあります。多くの人がUSDTよりもUSDCを使いたいと思っているのは、USDTの歴史的な裏付けの問題や、銀行パートナーの透明性の低さのためです。
■無担保型Stablecoin Feiの動向
Stablecoinの話をしていてFei protocolの話を思い出したので、現在の価格を見てみましたが無事1$に価格が戻ってきているようです。リリース初期は大幅下落に巻き込まれましたが、価格が戻ってきていることを見るとプロトコルは無事に機能しているようです。
■その他のニュース
国によっては、BTCのデリバティブ商品の取引が始まっています。カナダでもすでにこういった商品の利用が可能です。取引所で購入する現物との大きな違いで言うと法律の税率の話かと思います。現物の直接取引は累進課税ですが、証券として購入可能であれば分離課税なのでMAX20%の税金で済みます
税金が安くなると日本でもBTCを購入してくる層が増えてくるので日本がBTCを集めやすい環境が整ってきます。早く日本でも買えるようになってほしいです
DeFiのクレジットスコアを算出するプロジェクトARCxが出てきた模様。
クレジットカードには「クレジット」という信用スコアが内部でつけられており、融資や貸付をする際に重要な指標となりますが、それのDeFi verが誕生したようです。ブロックチェーン上のオンチェーン情報を参照しそのユーザーのDeFi上での行動履歴からクレジットを算出することで担保率が低くお金を借りられてりするのかもしれません。新しいです
CoinExchange復活・出金?騒動のメモ | 単眼愛(モノアイ) | Spotlight
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「草コインの魔界」と呼ばれていた取引所なので、かなり多くのDOGEが眠っていたらしいです
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