#109 Substack
熱くもなく寒くもない気温が最高で昼寝が気持ちよすぎますよね。0930配信できない言い訳じゃないですよ。
This newsletter is now being translated into English on the same day. I'm really grateful for the instant translation ! Yesterday's article:A demonstration experiment to sell advertising space in NFT format is launched
乱立するNFTマーケットプレイス
この夏はCryptoArtやGameFiによってNFTが飛ぶように売れ、NFTサマーと呼ばれていました。数字で見てもその盛り上がりは一目瞭然です。
NFTサマーにより、Openseaの流通量がメルカリの月当たりの取引量を超えるほどの成長を遂げましたが、Openseaを触ったことのあるユニークアドレス数は40万です。1人で複数アカウントを持っている方も多いので、全世界でMAX40万人ほどしかNFTを触ったことのある人はいないということです。
日本でも大企業を中心にNFTマケプレへの参入が相次ぎますが、グローバルで見た時にどのような競合が存在しているのか把握しておくことは重要です。
早速見ていきましょう
1. Opensea
Openseaは世界No.1 NFTマーケットプレイス。NFTのメルカリ。
NFTを触るならOpenseaを触ったことのない人はいないレベル
画像をUploadするレベルで簡単にNFTを生成することができ、対応しているWalletも多い
Openseaの流通量は1日辺り$200Mドルを超えることも数日あり、8月の総流通総額は$3Bドル(日本円で3兆円)
https://dune.xyz/embeds/11385/22601/77628328-7e96-4b99-9018-7bb47e2adc4d
参照元:https://dune.xyz/queries/11385/22601
これがどの程度の規模か判断するわかりやすい比較だと、C2Cのメルカリが、日本における直近1ヶ月のGMVは約700億円なので、メルカリの3ヶ月分を8月だけで超えています。(決算資料より直近1QのGMVが2086億円, 単純計算で700億円)
この8月のNFTの盛り上がりはNFTサマーと呼ばれ世界的に大きなムーブメントとなりました。
2. Axie Marketplace
NFTを搭載したゲーム「Axie Infinity」上で動くマーケットプレイス。
Axieというキャラクターを交換するだけのマケプレだが、世界で2番目に大きな市場
Dappradarでの総取引量は21億ドルを超えている
Axieを遊ぶことで暗号通貨を稼ぐことができるのでフィリピンを中心に爆発的に流行ったGameFiの走り
MetaMaskなどのEthereumウォレットの他に、Roninウォレットを独自に開発しているためデータでの横比較が難しい面がある。
『Axie Infinityの概要と動向の調査レポート』を無料公開 | CRYPTO TIMES
[Daily Topics]Axie Infinity, 勢いが衰えず成長可能性もInfinity
3. NBA top shot Marketplace
NBA Top Shotは、NBAのスーパープレーを収録したデジタルNFTトレカ
NFTはFLOWブロックチェーン上で記録されユーザー同士で自由に交換することが可能
Googleアカウントでのログイン、クレジットカードでの決済により従来のサービスと同じUXでNFTにふれることができるため、2021年3月頃に爆発的な流通量を誇った
他のNFTシリーズは高価なものが多いが、NBAtsはファン数も多く数百円のカードも多く利用にGasなども掛からないので流通件数が圧倒的に多いのも特徴
4. Rarible
Opensea同様、Ethereum上で稼働するマーケットプレイス
Dappradarによると、現在2億1000万ドルが取引されており、歴代5位の取引量
Rarible上で売買することでRARIという暗号通貨を受け取ることができるインセンティブがある
OpenSeaと同様に、あらゆる種類のメディアを売買することができるが、Openseaに大きく差をつけられているため、先日すべてのソースコードをOSSにしていくことが発表された
[Daily Topics]NFT交換所のRarible, ProtocolとしてOSS化することを発表
5. SuperRare
SuperRareは、Raribleの少し高級なver
SuperRareは、クリプトアートの創作と収集を奨励することを目的としたマケプレであり、アーティスト出品前に作品を提出して承認を得る必要がある。量より質を重視している。
Raribleが多彩なフォーマットに対応しているのに対し、SuperRareはより控えめでミニマリストな外観をしており、センスのあるアート作品を多く扱っている印象を受ける
KnownOrigin(ナウンオリジン)
KnownOriginは、SuperRareと同様に、目の肥えたNFT愛好家のために、より厳選されたギャラリーのような体験を提供している
アートワークのファイルはすべてIPFS上に保管されており、原資産の保護にも配慮されている
デジタルアートに特化しているため、奇抜なアバターやキュートなモンスターなどはありません
Foundation
こちらもアートよりのマケプレ。
Foundationは現在、7900万ドル強の総取引量を誇り、アーティストのための「創造的な遊び場」を標榜している
これまでに、インターネットミームの代表格であるNyan CatのNFT、エドワード・スノーデン氏の最初のNFT、エイフェックス・ツインとして知られるプロデューサー、リチャード・D・ジェイムズ氏が制作したオーディオビジュアルのデジタルコレクションなど、数多くの注目すべき販売実績があります。
MakersPlace
デジタルファインアートの独占的なコレクションを数多く扱っているマケプレ
流通総量は2,350万ドルと少ないですが、一点ものの作品が多いのが特徴で、希少性が高い
2021年2月には、象徴的な暗号アーティストであるBeepleがNFTのコレクションを1ドルで提供し、サイトがダウンした
T-Pain、Shakira、Rage Against the MachineのTom Morelloなどのミュージシャンがこのプラットフォームに登録しており、ミュージシャンによるNFTのドロップも数多く行われている
Nifty Gateway
2021年2月にBeepleのCROSSROADの販売を660万ドルで仲介し、初の数百万ドル規模のNFT販売の1つとして話題になったように、NFT化して話題になるアーティストをCrypto界に引き込むのが上手い印象を受ける
取引料の数%を徴収する手数料ビジネスと言うよりは、厳選した作品の価値をNiftyユーザーに伝えることで高く売ることに貢献しアフィリエイト的な稼ぎ方をしており、5月までに商品総額が3億ドルに到達している
3週間ごとに厳選されたNFTドロップを提供しており、The Weeknd、Grimes、Eminemなどのアーティストが参加している
ウィンクルボス兄弟が運営する暗号取引所Geminiに過去買収されており資金は潤沢であることと、セキュリティはGemini基準なので安心感があるマケプレである
BakerySwap(ベーカリースワップ)
BSC上のパン屋さん
Binance NFTマーケットプレイス
世界最大の暗号化取引所であるBinanceの提供するNFTプラットフォーム
同社は、独占的なオファーやパートナーシップを持つNFTマーケットプレイスを提供し、取引所の強力なユーザーベースをNFTプラットフォームに引き付けることを目的としています。
Solanart
Solana上のNFTマケプレ。NFTの流行りに乗って、Solenartなどのマーケットプレイスで取引され、数億円の取引量を記録しています
OpenSeaとは異なり、SolanartはNFTコレクションをキュレーションしたものであるため、購入できるNFTの種類は比較的限られています。
ローンチ当初、FTXを作ったアフロのTestと書いただけの画像が3,000万で落札されていた
NFTマーケットプレイスの画像はどこに保存されているのか
NFTの権利、保存先、生成方法 その比較と分析 |HashHub
すべてのマーケットプレイスのNFTの発行方法を調べたわけではありませんが、今世の中に流通しているNFTはOpensea製のものが多いと思いますので、OpenseaのNFT画像の持ち方を解説していきます。
結論から言うと、ブロックチェーン上に容量の大きい画像データを保存することができないので、Openseaで発行したNFTはOpenseaというサービスが無くなると失われてしまいます。
Openseaはサービスの右上の「Create」ボタンから画像をUploadするだけで簡単にNFT発行ができてしまいますが、Uploadした画像の保存先はOpenseaのDBに保存されています。IPFSですらないので、openseaが廃業したら当然このサーバー上のデータは消滅する可能性が大です。
また、この形式で発行されたNFTのコントラクトはOpenseaに紐づくので、ブロックチェーン上に残る記録としては「Openseaコントラクトのxxx番目の作品」という記録しか残りません。毎日数千数万のNFTが発行されていくので将来的に価値を持つNFTがOpenseaコントラクトで発行されたものの中に残っていくのかと疑問が残ります。NFTアーティストを目指すのであれば、Openseaではなく独自コントラクトでNFTを発行するほうが健全だと思います。
その点、Raribleなどは独自コントラクトやIPFSに対応していたりするので、作品の永続性を考えるとOpenseaよりもRaribleという判断もできると思うのですが、「売れる」という観点だとOpensea一択なので売り物とそこに持たせたい価値に応じて売り場所を検討されるのがよろしいかと思います。
Discordでコミュニティ開きました
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そのうちNFTを発行するので、参加者にAirdropするよ
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NFT紹介枠
NFT紹介枠を設置しています。頂いたNFTを優先で紹介していきつつ、都度流行りのNFTなども取り上げていきたいと思います。
今日は@kawaiiskullさんです。スカルをテーマにしたNFTシリーズを製作されており、8月だけで2,000体を生産、圧倒的生産速度でNFTを作りまくっている注目の若手NFTアーティストです。総数1万体を目指して現在もNFTを作り続けており、非常に勢いのあるアーティストなのでいつか手の届かないところまで行ってしまうんだろうなぁと思ってみています。
NFT紹介枠をやってます。過去掲載したNFT紹介枠のアーカイブ はこちらです。
今日のネタ枠
真面目な話ばかりでもつまらないので息抜きにネタ枠を用意しています。
中国中央銀行、仮想通貨マイニングと取引規制について新たな取り締まりを命じる
仮想通貨マイニングに規制は6月から出ていましたが、さらに厳しい規制を中国が敷いてきました。これにより市場は大きく下落しています。この規制に対してのDAO Makerの投稿が風刺が効いており好きでした。中国一国が規制を執り行ったところで、分散型金融は資産を奪われるわけでもなく利用できる他のところで利用するのみです。風刺が効いているのでネタ枠です。
ご連絡
NFT紹介枠で紹介するNFTを募集しています
興味のある方はTwitterがDiscordでご連絡ください。
【終了】Gitcoin Grantが終了しました。
Gitcoin Grant11が終了しました。結果として、$976を181人の方からご支援頂きました。
Gitcoin[GTC] の詳細はこちら
まさかまさかこんなにたくさんの方に応援していただけるとは思っていませんでしたのでとても嬉しいです。応援していただいた方々には自分がなにか始める時にお礼ができればと思っています。
メルマガの方も引き続き、ほぼ毎日続けていきますのでよろしくお願いいたします。
関連トピック
[Daily Topics]2021Q2のNFT市場レポート
[Daily Topics]NFTを評価する評価指標とNFTを横比較するためのレーダーチャート
[Daily Topics]インタラクティブな体験をもたらすNFTまとめ
[Daily Topics]NFTととDeFiの成長で透けて見えてくるメタバースの世界
今日のニュース
BTC関連
#Bitcoin Lightning Network now at an all-time-high of over 72,380 open payment channels
Bitcoinのライトニングネットワークの送金チャネルが最大を迎えています。中国規制などが度々おこってもBitocoinは着実に成長しています
Twitter、「投げ銭」を世界展開 ビットコインも送金可(写真=AP)
Twitterで投げ銭機能がローンチされました。日本からは利用できないようですがプラスファンダですね。いずれ、Twitterのアイコンも所有しているNFTでないと設定できないようになっていくんでしょうね
Ethereum関連
メタバースとNFTはEthereumなしには成立しない|minicoohei|note
こーへいさんのとてもよいnoteがありました。Ethereumは未来のメタバースの基盤技術となっていきます。
dApps / NFT
人気ラッパーSnoop Dogg氏が「The Sand Box」とコラボ。ゲーム内コンサートも開催 - CRYPTO TIMES
有名なNFTコレクターが実は有名なラッパースヌープ・ドッグだったと明らかにされましたが、そのスヌープ・ドッグがSandbox上でライブを開催する話がでていました。めちゃくちゃ面白そうです
食べて集めるNFTが登場しました。日本では対応していないそうなので残念ですが、食べて集まるのはいいなって思います。無限に食えそう
速攻で売り切れてましたね。Twitter NFTと同様に高騰するみたいが見えます。
Bored Ape Yacht Club Roadmap 2.0 | BAYC
BAYCのロードマップが公開されてましたが、詳細が語られていないのでこの絵から何が起こるのか想像が膨らみます
https://pbs.twimg.com/media/E_1NAP9UYAI-wGC?format=jpg&name=small
ここ数ヶ月のコレクティブル系NFTの発明した要素についてまとめがありました。これらの要素は発明と言って良いと思いますし、すでにコレクティブルの文化として根付いています。共通している機構として、発明⇒価格上昇⇒パクリNFTが大量に流通⇒文化として根付く、というサイクルが回っている感じがします。結論、文化を作るに至った一番最初のチャレンジャーがえらいってことです
miinさんフォロワー1万人突破おめでとうございます。
$250M(273億円)の大型調達のニュースがあったDapper Labs。
Dapper Labsの資金調達のニュースがありました。強いですね。2030年のGAFAの一角がDapper Labsになるのではないでしょうか。
DeFi
中国だけでなく、アメリカでも規制の動きは強まってますね
はい、本日は以上になります。
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