#172 Substack
昨日、子供が生まれました。バタついておりますが、メルマガは続けたいと思います。
前回記事:[Daily Topics]Opensea vs LooksRare
解説ラジオ:ラジオで聞くならこちら(1本前のやつ)
English ver:英語訳してくれていた方が電通に転職されてしまったのでHelpfulです
This newsletter is now being translated into English on the same day. I'm really grateful for the instant translation !
→毎回、これ書いていたら英訳してくれる方が現れました!奇跡!
今日のメイントピック
OpenSea突然の出品規約変更⚡1アカウントにつきコレクション数は「5つ」まで⚡コレクション内の総数は50点
NFTクリエイター以外にはあまり関心がないトピックなのかと思ったので、遅ればせながら話題として取り上げます。
Openseaが突然、規約を変更しました。Openseaはページ右上の「Create」ボタンから写真をUploadするだけでNFTを生成できる簡単さで多くのNFTを流通させるきっかけを作っていました。
Twitterをやっている層が簡単にNFTを作り販売できる環境が、昨年のNFTサマーの盛り上がりに乗じて参入したクリエイターにとって優れたUXで会ったことは確実です。あまりにも簡単にNFTを作ることができるので、画像をUploadしてTwitter上で「NFTクリエイター」です!と名乗ることがほんの数分で実現できておりました。
共通コントラクトと独自コントラクト
共通コントラクトと独自コントラクトの説明には以下から引用させていただきます。
【コピペで出来る】独自コントラクトでNFTを出品する手順|cryptohaim.eth|note
opensea.io からアイテムをミントした場合、トークンに紐づくスマートコントラクトは**「OpenSea Collections」**となります。
OpenSea の画面上で作成したアイテムの Contract Address を確認してみましょう。アイテムページの中に Contract Address が記載されているので、リンク先に飛んでみます。
すると、Etherscan(Polygonの場合はPolygonscan)のページに飛びます。Token Tracker の欄に **「OpenSea Collections」**という表記がみえます。
これは、「このトークン(アイテム)はOpenSeaによって生成されたものである」ということを表しています。
一方で、筆者 cryptohaim.eth が独自コントラクトでミントしたアイテムの Contract Address を確認してみると、
Token Tracker が**「CryptoHaim」(筆者自身)**であることがわかります。
「OpenSea Collections」のようなプラットフォーム利用者が共通で使うスマートコントラクトに対して、各々が自分の名前を冠したスマートコントラクトを独自コントラクトと呼びます。
つまり、**「OpenSea Collections」の場合、**Openseaがあなたの代わりにNFT発行を代行してくれているだけなのでブロックチェーン上にはOpenseaの何万番目のNFTとしての記録しか残りません。このままでは、毎日大量に発行されるNFTの中に埋もれてしまいます。高く売りたいのであれば、独自コントラクトでNFTを発行ことが望ましいです。
このあたりの説明はこちらにてまとめております。
[Daily Topics]【保存版】NFTを高く売るために押さえておくべき15個のチェックリスト
実を言うと、私は共用コントラクトよりも独自コントラクトのNFTが欲しい派なので、今回の事象は良い傾向だと思っています。NFTとしての永続性と拡張性を考えた時に独自コントラクトの方が価値が高いと思うからですね。
結構暴論に近いですが、「共用コントラクトでmintしている」= 発行者に独自コントラクトを実装する力がない = NFTの拡張性がない、発行者が利益を上げるためには新しいNFTを生産するしか手段がなく、最初に発行したNFTの価値は薄まっていくので、そのNFTは買わないという意見もあります。
共用コントラクトよりも独自コントラクトの方がNFTを「分かっている感」はありますしちゃんと考えているんだなと思いますよね。一種の踏み絵のようなものです。
共用でも発行者に魅力があって応援したいなと思えるNFTには価値があると思うので一概には言えませんが、「買ってください!」と言われた時にNFT初めて数ヶ月で共用なら、Twitter上で仲が良くてもまず買うのは躊躇します。少なくとも半年間ぐらいは活動実績が積まれて「継続できること」が見えてきたら購入検討に入るのが自分の考えでしょうか。
これはいろんな意見があると思います。
独自コントラクトへの移行の流れ
NFTの独自コントラクト・NFT発行サービス、Chocofactoryをリリース
NFTを作ったことのない素人がChocofactoryでNFTを発行してみた - NFTnavi
独自コントラクトの1点ものNFTコレクションを簡単に作る方法 | 好永アカネ
【コピペで出来る】独自コントラクトでNFTを出品する手順|cryptohaim.eth|note
この現象を受けて、NFTを独自コントラクトで発行する方法がネット上に溢れ始めました。クリエイターの中には早速独自コントラクトへ移行している方々がいらっしゃいます。
おにぎりまんさんは動きが早い。さすがです。
とまぁ、移行が始まったものの、Openseaへ膨大な苦情が行ったんでしょう。すぐにOpenseaの規制は撤回されました。ですが、いずれ制限されることになるでしょうね。準備しておくことに越したことはありません。
わからないことを人に聞くのはいいけど、ちゃんと礼は尽くすんやで。
コピペで作るのもまぁ危険だと思うので推奨しませんが、これを機にNFTである意味を考えるきっかけになるといいなと思います。
前回のメルマガでも取り上げましたが、Openseaは株式市場への上場に向けて動き出しています。それに対抗する形でLooksRareが出てきているわけですが、Openseaの共用コントラクト廃止に乗じてLooksRareで共用コントラクト開始となると一気にユーザーが移動しそうですね。
[Daily Topics]Opensea vs LooksRare
Openseaの強みは中央集権であること、だから黎明期でも折れずに顧客FBに対応して頑張ってこれた。のですが、スケールをするに当たり中央集権であることが足かせになってくる可能性があり、昨年まではNFTマケプレはOpensea一強だったところの景色が変わる気配がしております。
OpenseaはNFTを「販売」する場所でしかない
今回の事件をきっかけに、Openseaは「NFTを発行する場所」ではなく、「NFTの販売する場所」という認知が広まることを願っております。
NFTのコンポーザビリティーを考えると、どこで売っても良いのですが、Openseaが最もユーザー数が多く出品してもすぐ売れてしまうメルカリのような場所だから販売する。これが正しい形です。
Openseaでしか発行してこなかったNFTクリエイターはこの機会にNFTの考え方を学び、独自コントラクトに挑戦してみるきっかけにしてもらえればと思います。
本日は以上です。
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NFT紹介枠が空いている!!
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空いてると宣伝したところ、たくさん応募いただいたので明日から再開します。
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</aside>
Non-Fungble babyをmintしました。Twitterではたくさんのお祝いのコメントいただきましてありがとうございます。Web3.0思想を叩き込んでいきたいと思います。
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電子マグロオークションは80万円で落札されました!!!
年始のマグロの初競りにあやかって、電子マグロNFTオークションを実施したのですが、最終落札価格が80万円で落札されました。初競りマグロが1,688万円だったので、惜しくも1,600万円足りずということで来年再チャレンジしたいと思います!
メタバース上で販売された初競りの電子マグロNFT、3000Maticで落札される(80万円相当)|銀座渡利のプレスリリース
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のぶめいラジオ始めました
このメルマガの内容を解説するラジオを始めました。テキストよりラジオのほうが情報に接しやすい方もいらっしゃるでしょう、ということでメルマガの内容をのぶがめいに説明する形でやっています。stand.fmってアプリでやってましたが、サービスがWeb2すぎるのでPodcastに変更しました。模索中です。
stand.fm:https://stand.fm/channels/616990bdafa93b18fc46b1cd
Podcast:https://anchor.fm/nobumei/episodes/2021NFT-e1c611j
Youtubeを見て音をスマホに聴かせればNFTを受け取れます
このYoutubeを見ればNFTを受け取れるよ!!
受け取り方:音響透かしNFTの受け取り方
寿司職⼈の技術をNFT化した「SUSHI TOP SHOT」 音を使って配布|銀座渡利のプレスリリース
先日、開催された音でNFTを配信する斬新な企画を汎用的なソリューションとすべく銀座渡利さんで企画・開発スタッフを募集しています。音でNFTを送ることができるのでYoutubeやライブなどの視聴行動を変えることなくユーザーのWalletに自然にNFTを配布することができます。
音声透かしNFTの仕組みや可能性については以前にも紹介しているのでこちらを見ていただき、興味のある方はTwitter DMにてご連絡ください。
[Daily Topics]音声透かし × トークンの活用方法
[Daily Topics]SUSHI TOP SHOT, 音で寿司を届けるイベントの新しさを解説
■ 求人枠
今はないです。誰かプロジェクトメンバー募集したい方いればご連絡ください。
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@はるか先生が書いているこちらを読んでおけばNFT関連ニュースはカバーできるのでオススメ
最新の週はこちら:
過去アーカイブ含めた一覧はこちら:https://nftnews.jp/weekly-nft-news-list/
今日のニュース
Web3.0関連
The Future of Work is Not Corporate — It's DAOs and Crypto Networks | Future, Web3はどのように未来の仕事を推進するか
これは読んどこ。
dApps / NFT
SDNでNFT発行するならこちら
【インタビュー】Kollektion|独自のNFT戦略と今後の展開について
中々見ない、KLKTNののAMAでした。
GoogleがYoutuberにNFT送ってるみたいですね。
How to get started with music NFTs - Bankless
BanklessがMusic NFTに関する記事を出してました。音楽興味ないのでいまいち読む気にならないので日本語訳あれば教えて下さい。
DeFi
その他
トレンドの全体感、なにがキテるのかの把握にいいです。
はい、本日は以上になります。
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