最近0930にメール配信するのが遅れ気味ですみません。今日は家のネットが切れて遅れてしまいました。どうも@nobu_meiです。
このメルマガが即日で英語訳されるようになりました。昨日の記事に関する内容が英訳されていす。即日翻訳していただけるのは本当にありがたいです
元記事: [Daily Topics]仮想通貨取引所の決算を各社で比較 ⇒ 英語記事はこちら
NFTにサインを書ける「AutographNFT」
Exploring Proof of Relationship: A Deep Dive into AutographNFT | by Victor Zhang
NFTにサインをいれる『AutographNFT』 - by TheCoffeeTimes ☕ - Bspeak! - 暗号通貨/ブロックチェーン
NFTはコピー禁止のブロックチェーン技術を使って実装されたデジタルデータなので、世界に1つしかないものとしてデジタル上に存在し続けることができますが、リアル空間からデジタル空間に情報を伝えるまでの間に偽物が現れると偽物の情報がコピー禁止の状態で保存されてしまうリスクがあります
例えば、匿名の画家として有名なバンクシーは偽物が先に現れ、本物よりも偽物のほうが高い値段で落札されるというニュースがあります。匿名のアーティストなどは特に偽物が現れやすく、パット見でこれが製作者本人が制作したかがわからない点は今後問題になってきそうです
偽バンクシーがNFTアート作品を1億円以上売り上げる 本物バンクシーの法定後見人は関与否定
本物のバンクシーも作品をNFTトークン化, 4千万で落札される
その解決策になるかもしれないのが、今日紹介するAutographNFTです。このサービスを使えば、すでに発行済のNFTに対してTwitter経由で「署名」を入れることができます。NFTへの署名は製作者以外にも入れることができるようで下図には創業者がVitalikにサインを入れてもらったNFTです
Vitalikのサイン入りNFT
有名人のサインなどが入るとそれだけで話題になりそうなので、マーケティングにも使えそうだなと思います。
AlchemyNFTはTokenScript Attestationというコンポーネントを使用しているらしく、これは車や家、美術品などの所有権や派生権を、スマートコントラクトを介してブロックチェーン上で取引できるようになるそうです
NFTでなんでも売ることができるのが今の現状ですが、このプロジェクトチームは「関係性の証明」が欠けていると疑問を投げかけており、「Proof of Relationship」を標榜しています。持ち主や製作者のNFTとの関係性を可視化するプロダクトとして成長していく可能性を感じます
今後のプロダクト
AlchemyNFT Raises $6 million for Remix Platform to Autograph NFTs
AutographNFTを作ったAlchemyNFTは$6Mドルの資金を調達しており、今回はSAFT(将来出るトークン)による調達で Framework Ventures、Mechanism Capital、LongHash Ventures、Crypto.com Capitalなどが参加しています
今後、AutographNFTだけでなく、TokenScriptという技術を使って新プロダクトのローンチも予定しており、ロードマップも公開されているようなので楽しみです。NFTをミックスしたり、組み合わせたり、変異・変形させるような合成NFTを実現しようとしているようです。またweb2のIDをweb3のIDに紐付けることも計画しているとのことです。
収益をどう分けるかというのが難しいポイントになりそうですが、複数のNFTを重ね合わせた合成NFTは可能性がありそうですよね。音楽や絵画などは誰かの作品からインスピレーションを受けて制作することも多いと思うので、そのリスペクトを込めた共作を行う事例が今後出てくるのではないかなと思います
今日のネタ枠
真面目な話ばかりでもつまらないので息抜きにネタ枠を用意しています。
世界で初めて「愛」をNFTで売ったインフルエンサー その落札価格は約2740万円! | 私の愛の価値はどのくらい?
NFTを愛で売ったインフルエンサーが現れました。
今回、デジタルの愛を落札した人のモチベーションが何だったのだろうか。明らかにされていないだけに、さまざまな憶測が飛び交っているそうです。
アホすぎるのでネタ枠です。
関連トピック
NFT関連
[Daily Topics]2021Q2のNFT市場レポート
[Daily Topics]NFTを評価する評価指標とNFTを横比較するためのレーダーチャート
dApps関連
CryptoArt
今週のニュース
dApps / NFT
NFTパーツを買ってリアルロケット飛ばすNFT 13分で完売
先端、胴体、足部分を好きなものを選択してロケットNFTを作るNFTシリーズが完売しました。3つを組み合わせて1つのNFTにするだけではなく、完成したNFTを実際にアーティストがロケットを作り飛ばしてその動画と実物を送ってきてくれるというサービスです。
体験と紐付いており、非常におもしろいと思いました。$SUSHI決済ができる銀座渡利さんでネタとシャリを組み合わせる寿司verが作れそうですね
ダプマさんがAxieのブリードに関する記事をまとめてくれています
Yield Guild Games(YGG)AMA, 報酬獲得型・NFTゲームは銀行口座を越える | coindesk JAPAN
YGGを開発するチームへのAMA的な記事が出ていました。Axieの次に来るかもしれないゲームなので注目です。記事の中で、世界の多くの人が銀行口座を持っていない事実を指摘しています。
事実、Axieのプレイヤーの4分の1は口座を持っていないアンケート結果が出ています。理由としては、銀行口座に入れるほどの大金を持っておらず、自分たちのお金を減らす手数料を取られるものと認識しているためとのことです
NFTを使ったゲームはこの問題を解決し、世界中の人がWalletを持つ手助けをゲームという媒体を通して実現することができます。そして、日本人がたくさんのフィリピン人を雇ってスカラーをしているように、経済を回すための仕事を銀行口座を介さずに提供することができるようになります
NFTゲームは銀行口座の上位互換はっきりわかんだね。ってことですが、長くなりそうなのでこのへんはメルマガネタとしてストックしておきたいと思います。
コインチェックでIEOしたハッシュポートが前澤さんからも資金調達しています。IEOで資金調達したのに、なんでまた資金調達してるんでしょうか。ハッシュポートが発行するPLTの価格が上がりすぎているので、時価総額が600億円ととんでもない金額になってきていますが、販売されたトークンは総発行枚数の内23%です。時価総額は現在の価格×発行枚数で計算されるので、現在流通している枚数を把握しておかないと高いのか安いのかわかりません。
まだプロダクトを出していないPLTが時価総額600億円は高すぎる気もしますね
【取材】サイバーエージェント子会社のCyberZが「NFT事業」に参入した理由(CyberZ取締役 青村陽介) | あたらしい経済
最近、名だたる大企業が続々とNFT事業に参入してきていますね。
その他
はい、本日は以上になります。
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