Axieのゲームを遊んでたら休日が終わってました。。。どうも@nobu_meiです。今日は月曜日なので、市況やBTC関連の話を書くと以前言ったのですが、間違えてdApps・NFT関連のトピックスを書いてしまったのでそのまま投稿します、すまんな^^;
今日は画像が多くてメールが重いと思うのでSubstackのページまで来たほうがきれいに見えると思います
Web3 & NFT Q2'21 Report | Messari
早いもので2021年ももう7月です。2021Q2が終了しているので、Q2の統計データが各所で出てきています。Q1は暗号通貨がかなり盛り上がり、5月にかなりの暴落をしてしまったので、NFTも影響を受けましたが、Axie's Marketplaceは770万ドルの手数料を生み出し、GaryVeeはNFTプロジェクトからすでに100万ドル以上のロイヤリティを得ています。それを分解してみましょう。
NFT取引所の取引量
OpenseaとRaribleはNFTの交換所です。日夜ユーザーたちがNFTの交換をP2Pで行っており、暗号通貨取引所と同様に取引所上での流通総額が評価指標となります。そちらを見てみると、4月に少し落ち込んだもののOpenseaの流通総額は全体的に右肩上がりで成長しています。
6月、OpenSeaは約40,000人のアクティブなトレーダーに対して211,000件以上のNFT販売を実現しており、NFTは一過性のバブルではないことが伺えます
Raribleが不調に見えるのは、NFTアバター、アートブロック、スポーツグッズ、バーチャルワールドなど、ここ数カ月でブームになったNFTカテゴリーへのアクセスをRaribleが提供していないことが主な原因とMessariは分析しています
EthereumのGas代を避け、L2レイヤーへ移行したdAppsゲームが躍進
こちらのグラフは一部NFT取引所も入っていますが、NFTブランド別の流通総額です。こちらを見るとNBA、Punks、Axieが上位に入っています。PunksはEthereumチェーン上で1万点の作品が発行され2次流通金額は多いですが、件数が少ないことを加味すると、FLOWチェーン上で展開するNBAとRoninチェーン上で展開するAxieのようにEthereumの高いGas代を避け、早めに独自チェーンに舵を切ったdAppsゲームに光が当たっています
Gas料金の削減によりシームレスなユーザー体験を提供することで、Axieのキャラは他のプラットフォームでも交換できるにも関わらず取引量の97%はゲーム内マーケットで行われており、Axie Treasuryに手数料収益をもたらしています
市場は特にAxieの伸びが凄まじく、Axieの収益の85%がQ2で発生しており、Q1のNFTバブルの流れを完全に引き継いで勢いにのっています。Axieはまだまだゲーム本体のアップデートを控えており、今後も人も引き続ける魅力的なコンテンツに成長していく可能性が高いです
Axieはすでにフィリピンでは国民的ゲームになっている様子で人気がありすぎてフィリピンでの平均所得ではAxieのキャラが買えないほどに高騰しているようです。また、Axieは自分のキャラを人に貸し出して代わりにプレイしてゲーム内通貨を稼いでもらう「スカラーシップ」という制度があるので、日本からも4-50人のフィリピン人にスカラーシップを貸し出して毎月数百万円の利益を出している方もいらっしゃるようです
Axie Infinity Scholarshipの始め方|かずぅ@アクシーオーナー|note ←300万/月ほど稼がれている方のnoteです
ネット上でアバター化するNFT
[Daily Topics]NFTを評価する評価指標とNFTを横比較するためのレーダーチャート
この記事でも言及しましたが、NFTアートが自分自身を示すアバター化しています。以下イメージ。
3D空間を通して2D NFTも自分のアイディンティティになっていく
そのアバター市場は伸びています。この新興分野では第2四半期に3億5,000万ドル近く、2021年上半期には6億ドル近くの二次販売が行われるなど、人気が高まり続けています。
Meebits – 20,000 unique 3D characters by Larva Labs (creators of CryptoPunks) designed to be avatars for virtual worlds. Existing CryptoPunks and Autoglyphs owners were also able to claim a free Meebit.
Bored Ape Yacht Club – Bored Ape Yacht Club (BYAC) is a collection of 10,000 unique Bored Ape NFTs with access to the “Swap Club”, a Bored Ape members only group.
Bored Ape Kennel Club – Man’s Ape’s best friend. Similar to Meebits, every BAYC was offered a free dog for “adoption”, because every ape needs a dog, I guess.
Wicked Craniums – A collection of 10,762 NFTs where each Cranium is your ticket to “The Cradle”, a Cranium members-only group.
Bulls on The Block – early community members of BAYC that wanted to create a wallet for secondary sales to accrue for the community. There are 10,000 unique bulls similar to BAYC.
My Fking Pickle – 10,000 self fking explanatory pickles
Slumdog Billionaires – because every facet of crypto needs 10,000 more doge dogs.
しかし、これはQ2後半に見れれ始めた直近のトレンドです。多くのプロジェクトはHashmask[ハッシュマスク] と同じ、一度盛り上がるが小康状態を保つような運命を辿りそうです。
以下、MessariのアバターNFTに関しての見立てが素晴らしいと思ったので掲載しておきます。コミュニティの熱狂具合を冷静に判断し、盛り上がっているからと言ってわざわざ高い時に買う必要はありません
最終的には、所有者が集中することで希少性の物語が促進されますが、個人が売らない限りコミュニティの成長は抑えられます。高級品業界と同じように、買い手の数は限られています。さらに、他の種類の知的財産がNFTアバターを立ち上げると(バットマンのNFTを考えてみてください)、暗号化されたネイティブアバターの需要が減少する可能性があります。Genies(FlowのアバターNFT)は、5月に6,500万ドルのシリーズBを調達したばかりで、Rihanna、Shawn Mendes、Cardi Bなど様々な有名人とパートナーシップを結んでいます。それぞれのスターが忠実なファンにNFTを販売することで、この種のNFTは大きな注目を集めることになるでしょう。
web3.0の台頭とNFTビジネスの大局観
DeFiの成功、NFTのバズワード化によって、Cryptoに対する世間の注目度がかつて無いほどに高まっています。そして、DeFiが世界的に成功したことにより、非中央集権なプロダクトでも世界的なサービスが作れることが証明されたのがこの1年間の大きなトレンドだったと思います
それらのトレンドに伴い、今まで水面下で動いていたWeb3.0関連のプロダクトが鼓動しています。よくアメリカで流行っているビジネスモデルを日本に持ってくる「タイムマシン経営」という手法がありますが、すでにアメリカよりも遥かに最先端のDeFiの潮流からビジネスモデルを着想するほうが筋が良さそうです。
UniswapなどのDeFiはプロトコルとして秀逸ですが、V3で提供されているような集中流動性提供はリテラシーが高すぎて全ての人類が利用する未来は想像しにくいです。Uniswapのような完全無欠DeFiプロトコルを一部中央集権に持ってきて、マス層に保証・保険と使いやすいUXを提供するCeDeFiの領域にこそ大きな金脈が眠っていると思います
参考までに、Messariに載っていたケースでお伝えすると、ビデオインフラプロバイダとストリーミングアプリケーションのマーケットプレイスであるLivepeerは、週に数百万本のビデオを処理し、数千ドルのプロトコル料収入を得ています
少し大局観の話をしますが、Weeb3.0の世界はすぐにはやって来ません。まだインフラが整っていないからです。インフラとアプリの関係は相互に成長し合う関係性になっています
NFTやAxieのようなdAppsは3-4年前からありましたが、そのときにはUXの良いWalletやL2などが無くdAppsとして楽しむことはできませんでした。そのインフラが整いつつある今だからこそ、AxieのようなdAppsで多くの人が楽しめるコンテンツに成長することができています
個人的な体感でお話すると、今はアプリのターンが来ているように思います。Web3.0関連のプロダクト話やDeFi Appの話をよく聞きますからね
本日のメイントピックは以上になります。
関連トピック
NFT関連
dApps関連
今日のネタ枠
真面目な話ばかりでもつまらないので息抜きにネタ枠を用意しています。
バンクシーがまたNFT民に対して挑戦的な作品を出品しています。舐め過ぎですが、数千万の価値が着くと思うのでネタ枠です
バンクシーは匿名のアーティストとして有名ですが、前作のNFT作品のタイトルは**「こんなクソ作品を買うお前らのようなバカがわからない」**というタイトルで原作のリアルアートに火を付けて燃やす所を配信し現物焼却の様を見せつけるパフォーマンスを展開していました
その作品は4,000万で落札されましたが、それ以前にバンクシーの匿名性を利用して偽物が複数に登場しており、偽物のほうが1億円の売上で本物を超えている点もネタとしてポイントが高いです
偽バンクシーがNFTアート作品を1億円以上売り上げる 本物バンクシーの法定後見人は関与否定
本物のバンクシーも作品をNFTトークン化, 4千万で落札される
今週のニュース
dApps / NFT
箇条書きで失礼します
Web3 & NFT Q2'21 Report | Messari
Axieの中の人, AxieはまだまだUpdateを残しており成長する可能性があることを示唆
週間 NFTニュース #22 2021/07/5 TwitterがNFT参入?/WWWのソースコードが6億円に/コレクタブルNFTは復活か? – nft news
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電子書籍は競争になっていますね、メディアドゥも取り組んでいましたので
Openseaを1コンテンツが超えるとゆうことは可能性がまだまだあるということではないでしょうか
本日は以上になります。Substackは意外といいねとコメントが来ないのでお手すきの際に是非お願いします。反応があるとシンプルにやる気が出ます