#95 Substack
Substackメルマガも100本が近づいてきました、数だけで言うと150本近いメルマガを書きました。開封率が4-50%で推移しているのでそこそこ満足しています。毎日、いいねしてくれる方々もありがとうございます。どうも、@nobu_meiです。
This newsletter is now being translated into English on the same day. I'm really grateful for the instant translation ! Yesterday's article: How will a successful NFT community develop in the future?
NFTはクリエイターを手数料地獄から助け出す蜘蛛の糸となり得るか
NFTs and A Thousand True Fans | NFTと1,000人のファン
あなたの事が好きな真のファンが1,000人いますか?真のファンとはあなたのコンテンツが見るためにお金を払って支援してくれるファンのことです。
クリエイターとして成功するには、何百万ドルも必要ありません。何百万ドルも必要ないし、何百万人もの顧客、何百万人ものファンも必要ない。職人、写真家、ミュージシャン、デザイナー、作家、アニメーター、アプリメーカー、起業家、発明家として生計を立てるには、何千人もの真のファンがいればいいのです。
真のファンとは、あなたが作ったものを何でも買ってくれるファンのことです。あなたの歌を見るために200マイルも運転してきてくれたり、あなたの本のハードカバー版やペーパーバック版、オーディブル版を買ってくれたり、あなたの次のフィギュアを一目見て購入してくれたり、あなたの無料YouTubeチャンネルの「ベスト版」DVDにお金を払ってくれたり、あなたのシェフのテーブルに月1回来てくれたりするような熱狂的なファンです。
この記事では、クリエイターとして行きていくためにはアーティストとして世界的に有名にならなくとも、数千人のファンが入れば生きていける、そのためにNFTは良い手段の1つだと説明しています。今日は昨日紹介できなかった部分についてご紹介していきます。
昨日の記事[Daily Topics]NFTが類友発見装置となり、コミュニティが形成され、さらにおもしろい施策が生まれる構造について
回り道をしたインターネットによるクリエイターエコノミー
インターネットが登場した当初、インターネットが究極の仲人となり、21世紀のパトロン制度を可能にするのではという期待がありました。どんなにニッチなクリエイターでも、自分の本当のファンを見つけることができ、そのファンが直接金銭的な支援をしてくれるすばらしいものだと。
しかし、インターネットは回り道をしました。現在のGAFAのような一極集中型のソーシャルプラットフォームが、クリエイターとファンを繋ぐ手段として主流になったのです。
実際、クリエイターとファンを繋ぐWeb2.0のインターネットの世界には「信用」が担保されていませんでした。支払いを行ったらこのクリエイターは商品を送ってくれるだろうか?商品を送ってファンはちゃんと振込をしてくれるだろうか?そういったカウンターパーティリスクが常に存在しており、クリエイターやファン個人がその信用コストを支払うにはまだコストが大きすぎました。
最近、GAFAを中心としてプラットフォーマーの集権性がよく叩かれますが、あれは「便利だから」あそこまで巨大な市場になったのです。それが今や国を凌駕するような規模にまで成長し国家が規制をかける自体にまで発展してきています。独禁法などは最たる例です。
[Daily Topics]米国の独禁法施行によってApp30%手数料問題に緩和の流れ、Crypto決済に光は当たるのか?
プラットフォームは便利さ、市場に発生する信用コストを一手に引き受けることで、クリエイターとファンを繋ぎ、その間に広告やアルゴリズムによるレコメンデーションを挿入し、収益の大半を自分たちのものにする新たな仲介者となった歴史があります
そして、プラットファームが担保していた信用コストも技術の進化とオペレーションの熟練によりどんどん減少し、Substackのような「群」よりも「個」にフォーカスしたプラットフォームが出てきています。
そして、クリエイターエコノミーはNFTを通してクリエイターがファンと直接マネタイズする傾向を加速させることになっていきます
Web3.0時代のクリエイターエコノミー
NFTは単純に今売れているから注目されているだけのものではありません。コンテンツを生産するクリエイターからするとプラットフォーマーや今所属している会社から抜け出すための蜘蛛の糸になりえます。
1. 仲介者を挟まないP2P取引
1つ目の理由は、P2P取引により中間手数料を取っていく仲介者を排除することです。
P2P取引はPeer to Peer取引のことでクリエイターとファンが直接取り引きをすることを指します。Web2.0時代ではここに信用コストが発生するのでPFが誕生しましたが、ブロックチェーンの技術を使うことで信用コストをプログラムが担保できるようになりました。それがスマートコントラクトです
[Daily Topics]信用コストを0にするスマートコントラクトを解説
ブロックチェーンの論理では、現実世界で本やスニーカーを買うのと同じように、一度NFTを購入すれば、それを真に所有することができます。
ソシャゲの場合、ガチャで出てきたものはレンタル、NFT化されて初めて自分のモノとなる
NFTのプラットフォームやマーケットプレイスは存在しますし、今後も存在し続けるでしょうが、ブロックチェーンベースの所有権はクリエイターやユーザーにパワーを戻すため、課金額は制限されます。なお、仲介手数料を下げることは、クリエイターの可処分所得に乗数効果をもたらします。例えば、収益が10万ドルでコストが8万ドルの場合、50%の手数料をカットすると、収益が20万ドルになり、可処分所得が2万ドルから12万ドルへと6倍になります。
もちろん、こんなに簡単な構造にはなっていないと思いますが、リアルなモノは流通のコストも掛かりますしプラットフォーマー以外の手数料もかかってきます。クリエイターに直接お金を払うことで収益率が改善されお金があればクリエイターは他の仕事をやめ創作に集中できるよのでより良いものが生まれる可能性が高くなっていきます。
2. 体験価値に応じた適切なライシングが可能
NFTがクリエイターの経済性を変える2つ目の方法は、きめ細かな価格設定を可能にすることです。
広告ベースのモデルでは、ファンの熱狂度に関係なく、ほぼ一律に収益が発生します。NFTでは、サブスタックと同様に、熱狂的なファンに対して、価格の高い特別なアイテムを提供することで、収益を最大化できます。
しかし、NFTは、非暗号化製品よりもさらに進んでいて、価格の階層に簡単に切り分けることができます。NBAのトップショットカードは、10万円以上のものから数ドルのものまであります。
BTCの場合はあなたのファン度に応じて、小数点以下8桁まで好きなだけ買うことができます。ビットコインの細かな粒度により、クリエイターは需要曲線の下のはるかに大きな領域を捉えることができます。
現在コレクティブルNFTが流行っている要因の1つとして挙げられると思います。
3. ファンがクリエイター作品を宣伝するインセンティブを持つ
NFTがクリエイターの経済性を変える3つ目の重要なポイントは、ユーザーをオーナーにすることで、顧客獲得コストをゼロに近づけることです。
少し難しく書いてしまったかもしれませんが、これは昨日説明した部分です。NFTは資産性を持つがゆえに、コミュニティ外にNFT作品を宣伝するインセンティブを持ちます。また、人は一度手に入れたものを手放すことに不安を覚える生き物です。Airdropのようなバラマキで配布されたNFTでも手元にあれば気になってしまいます。これにより、ポスティングやはがきマーケティングと同じような効果をNFTに持たせることができます。
[Daily Topics]NFTが類友発見装置となり、コミュニティが形成され、さらにおもしろい施策が生まれる構造について
これまでで最も収益の高いNFTプロジェクトであるNBA Top Shotは、マーケティング費用をほとんどかけずに、この1ヶ月で7億ドルの総売上を達成しました。
DpperLabsのNBA Top Shot、売上高7億ドル、ユーザー数100万人突破coindesk JAPAN
NFTがこれほど効率的に成長できたのは、ユーザーがオーナーのように感じ、ゲームに参加しているからです。これは、コミュニティ、興奮、オーナーシップを原動力とした、真のピア・ツー・ピア・マーケティングです。NFTはまだ始まったばかりで、これから進化していきます。
1000人の真のファンは、ユーザーとクリエイターがグローバルにつながり、仲介者の制約を受けず、アイデアや経済的な利益を共有するという、インターネットの本来の理想に基づいています。しかし、既存のソーシャル・メディア・プラットフォームは、クリエイターを配信と収益化のバンドルに閉じ込めてしまうことで、このビジョンを脇に追いやっていました。そのため、既存のソーシャルメディアに対抗するには、ユーザーを奪うか、お金を奪うかの2つの方法があります。CryptoとNFTは、お金を奪うための新しい方法を提供してくれます。Web2.0の世界からお金とクリエイターを奪い、Web3.0化を一緒に勧めましょう。
まず第一歩として、あなたにできることはこの記事をシェアすることです。よろしくおねがいします。
自分の話
現在このメルマガの購読者は400人になりました。だいたい一月辺り100人ほど増えており40%ほどの方が毎日見てくれています。このペースのまま増えると仮定すると単純計算で、このメルマガに1,000人のファンが着くのは21ヶ月後ですね。笑
1,000人 / 40% = 2,500人、2,500人-400人 = 2,100人、1月100人ペースで増えるので21ヶ月です
それまでは続けてみようかなと思いましたが、メルマガ本数であれば630本なので、今の100本超えたわーとか言ってる場合ではなかったですね。がんばります。
Discordでコミュニティ開きました
招待リンクはこちら(リンク切れしてたら教えてください)
■メルマガコミュニティに参加する特典
過去メルマガの検索、閲覧し放題です。こちらから⇒Daily Topics
月1ぐらいで質問会を開きます
そのうちNFTを発行するので、参加者にAirdropするよ
のぶめいが気になったけど、メルマガに書ききれないCrypto関連のNews Feedを流します
執筆中の本の途中経過を公開します⇒[Daily Topics]のぶめいは本を書く
メルマガ広告枠
9月分の広告枠は仕事でもお付き合いのある【株式会社 静岡新聞社】さまにご購入頂きました。まさかのちゃんとした会社様にご購入いただき感激です。
静岡新聞さんは【静岡新聞SBS Futuer Creation Studio】という新規事業組織を作られています。普通、企業の新規事業開発では「新規事業開発室」のような一部署を作って始めることが多いですが、静岡新聞さんの新規事業開発を全社事化し社員全員で新規事業を考える体制を構築されています。
新聞社と聞くと旧態依然とした社風を思い浮かべる方も多いと思いますが、静岡新聞さんからはそういった社風を感じません。NFTや広告枠NFTの事も熱心に話を聞いていただけるので新聞社の枠を超えた事業を作られるのではないかと楽しみにしております。
FCS部署紹介(https://www.at-s.com/userfirst/news_202012_fcs.html)
エンジニア採用募集もされていますよ。(https://hrmos.co/pages/shizushin-sbs/jobs)
■ メルマガ広告枠NFT販売について
[Daily Topics]【実験】メルマガ広告枠をNFT販売開始、広告枠をNFTとしてスマコンで取引する未来はありえるか
現在、9/1~9/30日分の広告枠にオファー可能です。追いオファーを掛けることもできるので、販売ページのこちらから挑戦してみてください。(SubstackはOpenseaのリンクを弾くので、リンクベタ貼りしておきます。)https://opensea.io/assets/0x495f947276749ce646f68ac8c248420045cb7b5e/29793463066658438194307987075317490117699115575376050051705206949128213364737?locale=ja
何かあれば、@nobumeiまでDMください
今日のネタ枠
真面目な話ばかりでもつまらないので息抜きにネタ枠を用意しています。
bankcyの作品と思われるNFTをNFTインフルエンサーの@panksyが100ETHで落札しました。よくわからないと思いますが私もよくわかりません。
バンクシーがNFTを出品!?60分間におこったドラマ|miin|note
市場では、これが本物かの議論が続いていますが、本物だった場合、バンクシーの作品が100ETH(3-4千万円)と考えると安いですよね。感覚狂ってますかね?笑
バンクシーは匿名のアーティストなので、度々NFT界隈でも話題になります。過去の話題をまとめておきました。
■一番最初に出てきた事例
偽バンクシーがNFTアート作品を1億円以上売り上げる 本物バンクシーの法定後見人は関与否定
■その後すぐに本物が出してきたけど、偽物のほうが高かった事例
本物のバンクシーも作品をNFTトークン化, 4千万で落札される
■旅行で見つけた石をNFT化した事例(草)
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今日のニュース
dApps / NFT
MutantApeYachtClubってなんなの? | miiin
BAYCからのMAYC。これがわからない人は読んでおきましょう。クリエイターエコノミーの教科書に載っていくような事例だと思います。
Whale Analysis Report – NFT Perspective
NFTクジラの動向を追った分析レポートです。
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フィリピンでも国家vs国民の構図が見て取れますね
徳島県鳴門市「鳴門ガレの森美術館」から「NFT鳴門美術館」に名称変更
これはいいですねー。そのうちVR空間も用意してくれそうな「わかってる感」のあるリリースです。それに比べて、大手マケプレはうんこです。
その他
度々、スマコンのバグを報告することで有名な方のAMAが載っていました。
HashHubとTokenLabのリサーチャーがNFTの高騰に関して徹底討論
とっても楽しそうなイベントが明日あります。
はい、本日は以上になります。
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また、匿名で質問とコメントが書けるページをそれぞれ用意したので、メルマガで書いて欲しいネタや疑問点があれば投げてみてください。コミュニティで聞いてくれてもいいよ!
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