全裸監督2を見て寝不足のやバイナンスです、どうも@nobu_meiです。
Binanceがやバイナンス?!企業風土に見る今後の永続性はいかに
仮想通貨業者Binance、英国で事業禁止に-業界への締め付け強まる - Bloomberg
暗号通貨の価格が下がって換算相場になると規制の話が追いついてきてさらに追い打ち的に規制や警告がかかるのはいつものことなのですが、世界最大の取引所Binanceが英国から締め出しを喰らいました
英金融行動監視機構(FCA)は仮想通貨(暗号資産)交換業者バイナンス・マーケッツに対し、消費者保護を目的とした警告を発し、英国内での事業活動を禁止した。
Binanceはこのような警告を受けると、警告を受けた国の言語扱いを取りやめUKへのサービス提供はやめたけど、Binance USAとかは普通に運営を継続しており「UKのお客さんが勝手にウチのサービス使っちゃうんでうよねー(テヘペロ)」という態度を取ります
確かにユーザーから見るとBinanceは2BTCまでの取扱は本人確認無くNo KYCで利用でき、通貨の取扱も多く流動性も高いので利便性が高いのは確かです。ですが、批判や規制に対してBinanceは「我々はコミュニティ」「分散しています」と2枚舌、3枚舌を使って調子の良いコトバを並べ、対応してます風を出すのみです
暗号資産業界が発展していくに世の中において、規制を順守しない取引所があるとそこがセキュリティホールとなり暗号資産の導入を進めようかなと思う各国の足が進まなくなる懸念があります
Binanceのごまかし・欺瞞の態度は現在規制当局側に向いていますが、本当にBinanceがやばくなった時、この嘘がいつユーザーに向くかわかりません。最悪、「すまん!今出勤手続きがバグってんねん」とか言いつつ世界最大のラグプルに発展する可能性もなきにしもあらずです
Horyさんも言ってますが、これには激しく同意します。Binanceを使用するのは個人の自由ですが、リスクを認識した上で利用すべきです。
Binanceは取引所もBSCも長期的に生き残らないと考える理由が、チームとしてのこの一貫性の欠如
米国の規制を順守しIPOまでしたCoinbaseとは正反対の事業運用体制です。ちなみに、Binance CEOのCZ氏はCoinbaseを小馬鹿にしており、中央集権に迎合した取引所、我々のほうが流通量も高いとTwitterで度々発信していたりします。
他社を貶めるような情報発信をTOPがするような企業風土ってことです。個人的にもっとも危惧すべきBinanceの事業リスクはこちらになります。本当に突然来ると思いますよ
規制のグラデーションがあるって話
Binanceがやバイナンスって話をしましたが、BinanceはBSCという「安い、速い、うまい」の三拍子が揃ったDeFiを運営しています。Binanceの規制の話が上がる度に、DeFiへの規制についても飛び火してきます
個人的にはDeFiとCeFiは規制できるかどうかのグラデーションで分けて考えるべきかなと思っているので適当に図を書いてみました
規制のグラデーション
■許認可済みCeFi(一番右)
ここは全く問題ないです。Coinbaseのようなプレイヤーが規制を守った上で運営をしています。匿名でも利用できる暗号通貨ですが、トータルでもここのプレイヤーが出口戦略を敷いてくれることでマネロンが防げています
■プロトコルDeFi(一番左)
UniswapやCompoundがここに入ります。スマートコントラクトは一度書くと改ざんできない特徴を持つので、バグリスクを低減させるためすでに稼働済みでバグがないコントラクトを再利用することが多く、マネーレゴと呼ばれます
UniswapやCompで開発されたコントラクトを組み合わせることで誰でも金融商品を作ることができるのが革命的です。まぁBitcoinやEthereumほど権限が分散しておらず、SECなどからは認められていませんが、DAOでの運用を目指しガバナンストークンを発行していたりするので徐々に運営の関与度を減らし分散性を高めることで分散型プロトコルとして認められる日が来ると思われます
■DeFi風CeFi達(真ん中の2つ)
議論を呼ぶのはこいつらです。まずBinanceは先に述べたとおりで、どこかの国から怒られると「ぼく海外取引所なんで知りませんよ」顔をします。そして、Binanceが作ったDeFiがBSC[バイナンススマートチェーン]です
これはDeFiと呼ばれますが、正直Binanceが運営するCeFiです。UniやCompのソースをパクって収益の高いもの、消費者保護を書いたものを商品として提供することを実質見逃しているので非常にグレーな領域になっています
Winnyを作った人とは別で利用する人が悪用したみたいな状況になっており、BSC上で発生したいざこざが度々プロトコルDeFiの方にも飛び火し規制しろだの声が上がっていることが多々あります。ツール側に非はないので規制の議論をする際にはグラデーションを分けてみてはいかがでしょうかという話でした
トークンのまま使えるところも増えていくので、悪意あるコピーは駆逐、どうやって?を議論すべきです
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今日はBinanceの悪口をたくさん書いてしまいましたが、良いこともやっています。ブロックチェーンベンチャーへ出資してもらえることは尊いことです。今はBinanceから出資もらいました!はブランドとして強いですが、それが汚名になってしまわないようにBinanceにはリスクヘッジをちゃんとしてもらいたいと常に願っております
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