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元記事: [Daily Topics]OSS / 公共財のExit戦略、レトロアクティブ・パブリックグッズ・ファンディング ⇒ 英語記事はこちら
AmazonがBTC決済を導入するニュースでBTC価格が高騰
Amazon Readying to Accept Bitcoin, Ethereum, Cardano, and Bitcoin Cash, According to Insider
一昨日、AmazonがBTC決済を含む仮想通貨決済を導入するというニュースが界隈を賑わせました。これに合わせて、仮想通貨価格は軒並み高騰しています。
Amazon Says It Will Not Accept Bitcoin
本件について、翌日BTC決済の話についてBloombergが取材して、Amazonの広報から「この分野に興味があることは事実であるが、具体的な計画に関する推測は事実ではない」と回答したとのこと。つまり、フェイクニュースだったわけですね。
現在はまた上がってきて高騰時の価格帯まで戻ってきています。
価格の乱高下が発生すると、少なからず私のもとに「BTC大丈夫?」というLINEが数件来るので、今日はこの議題について考えていきたいと思います。
Amazonが買う前と後ではBTCの価値は異なるのか?
AmazonやTeslaがBTCを購入したとなると価格が高騰しますが、有名な企業がBTCを買う前と後でBTCの価値は変化しているのでしょうか?
BTCを構成するシステムの事実から確認していきましょう
総発行枚数は2,100万枚、マイニングによって市場流通金額は増えていく
ブロックチェーンの仕組みによって、勝手に増やしたり減らすことができない
デジタルデータだが、人に譲渡すると自分のものがなくなってしまう
10年間止まらずに稼働し続け、ハッキングされたこともない強固なシステム
この辺が、BTCの事実になります。これらはBTCが過去10年間で一度も変わっていません。これらの特徴はゴールドに似ていることからBTCはデジタルゴールドと呼ばれており、よく金と比較されます。
結論、ゴールドよりもBTCの方が性能が良い、というのが私の持論で、理由は「イーロン・マスクが宇宙からゴールドをマイニングしてくるから」なのですが、その辺の比較も過去のメルマガで配信しています
さて、今回のAmazonのBTC購入はフェイクでしたが、仮にAmazonがBTCを購入したとして、上で示したBTCの特徴は変化するのでしょうか?結論、何も変わりません。AmazonやTeslaがBTCを購入したからと言って発行枚数は増えたりしませんし、AmazonだったらBTCをハッキングできることもないです。BTCの事実は変わりません。
今回のニュースを見て思うことですが、雰囲気でBTCを買っている人が多すぎます。BTCは変わりません、変わっていくのは常に周りの評価のみです。AmazonやTeslaがBTCを購入したからと言って、BTCの価値は変わらんのです。
事実のみを正しく評価し揺るぎない握力を持ってホールドしていきましょう。
通貨の歴史などを知ると、さらに握力を鍛えられるかもしれませんので関連トピックを置いておきます
[Daily Topics] 通貨の歴史と変化する「信用」の所在
今回の件での学びは、見出しに「間違いない」「絶対」的な文言を書くメディアは絶対儲かるという詐欺師なみに信用ならんってことですね笑
関連トピック
暗号通貨市況
Bitcoin関連の話題
Ethereum関連の話題
今週のニュース
BTC関連
ゴールドマンサックス, 「DeFiおよびBlockchainEquityETF」を作成
世界のゴールドマンがETF作ると息巻いています。はよ作ってくれ!
dApps / NFT
NBAサクラメントキングスがFlowを活用して試合チケット(NFT)の実験を開始。
ついにアメリカではチケットのNFT化が始まりました。チケット関連は関わる事業者の数も多く調整が大変なので中々導入が進まないのですが、ついに!という感じです。これから横展開していくことが伺えるムーブです
トークンが他にどんな領域で使えるのかについては、ダプマさんの記事を置いておきます。
NFTの活用事例!意外と知られていないトークンの使い方とは?
ヤフオク!でNFT取引。LINE Blockchain活用で今冬スタート
ShopifyやヤフオクがNFT市場に参入を発表しています。最初は一部地域、アイテムのみの取り扱いになるでしょうが、NFTのチャネルが広がることは良いことです。現行のECも在庫をAmazonや楽天に流していますからね。NFT PFの最も重要なことは「NFTが売れること」です。
NFTをたくさん売るために何が必要化PFごとの対決が熾烈になっていきそうです
VR企業初のユニコーン クリエイターにフォーカスし急成長する「Rec Room」の秘密に迫る | Mogura VR
ブロックチェーン関係ないですが、歴史的なのでシェアします。VR関連企業で初めてユニコーンが誕生しました。NFTの発展にVRは必要不可欠なのでVR業界の発展は嬉しいことですね
DeFi
DeFi大手Aave、機関投資家向けサービスをリブランディング
大手DeFiレンディングプラットフォームのAaveは、機関投資家向けのサービスの名称を「Aave Pro」から「Aave Arc」に変更すると発表した
Aave Proはやめたんですね。
Arcの大きな特徴は、貸し手と借り手ともに顧客確認手続きを必要とする、許可型の流動性プールであること。そのため、一般ユーザー向けのパーミッションレス(許可は不要)の流動性プールとは別個に設置・運営される。
KYC済のプールとKYC不要のプールごとに利回りは異なるのでその差を利用して裁定取引できる可能性があるようです。ちょっと難しすぎる印象があります
参加者の制限により、プライベートプールのArcと一般の流動性プール(パブリックプール)では利回りに差が生じる可能性が考えられる。この点についてCEOのKulechov氏は、両方のプールにアクセス可能な参加者は、その差を利用して裁定取引を行うこともできると主張した。
YearnFinanceがDeFiの固定外国為替を導入 - BeInCrypto
毎秒APYが変化するDeFiは人類には早すぎるので、固定型金利のDeFiが出てくるのは嬉しいことですね
Stablecoin / CBDC
度々、話題になりますが、金融庁の中でも検討会が開かれており、どのような規制を敷けばイノベーションの目を潰さずに、投資家保護が可能かについて議論がされています
https://www.fsa.go.jp/singi/digital/siryou/20210726.html
Exchange
FTXとBinanceFuturesはレバレッジを20倍に減らし、消費者保護を優先
Binanceがついに規制当局に折れました。ここ最近のBinance潰しもこれで一件落着かなと思います。Binanceはレバレッジだけでなく、KYCの済んでいない口座の出金量を2BTC/日⇒0.06BTC/日引き下げ、今後規制当局の要請にも積極的に答えていくようです
はい、本日は以上になります。Substackは意外といいねとコメントが来ないのでお手すきの際に是非お願いします。反応があるとシンプルにやる気が出ます
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