今日はHashHubがレンディングサービスにUSDCを追加していたのでそれにちなんだ話題です
HashHubレンディング
HashHubレンディングでUSDCの新規取扱いを開始。募集貸借料率は14%!
HashHubがUSDCレンディングサービスの発表を行いました。年率が14%で増えていくという驚異的な料率に界隈が驚いています。レンディングサービスは仮想通貨を預けることで金利を受け取れる銀行のような仕組みですが、銀行預金の金利が0.0〜%の世界でほとんど増えないことを考えると14%はかなり高い料率です
HashHubレンディングは顧客から預かった仮想通貨を他のレンディングサービスやDeFiで運用することでそれ以上のAPYを上げその差分を収益にするビジネスモデルになっていますので、中の運用体制がビジネスのエッジポイントになっています。かなりおもしろいですね
レンディングサービスは預け入れる資産の管理体制やセキュリティが気になるところですが、HashHubの平野さんからは以下のようにコメントしており、利益よりもセキュリティに投資を比重をおいているようです
まぁ人間の言うことなのでどこまで信用できるかという話はあるのですが、ある程度安心できるでしょうか(一般論であり個人を否定しているわけではないです)
個人的な感想ですが、HasuHubレンディングはまだ自分の残高を確認できるダッシュボードのようなものがなくサービスとユーザーのやり取りはすべてメールになっています。振込先Addressの連絡もメールでくるので送金時のコピペミス、オペレーションミスが発生する余地があり正直あまり触りたくないです
正式版ではダッシュボード提供されUXが提供されると思うので焦っていま飛びついてリスク取る必要はないかなと思っています
自分でもレンディング始めてみようかなと言う方向けにレンディングサービスを紹介していこうと思うのですが、こちらのブログが国内外のレンディングサービスをまとめており比較サイトとしては最高に充実しています。2021年3月の情報にはなり、若干料率が変わっていたりするのですがこのサイトからいくつか有名どころをPickupしていきます
BlockFi
仮想通貨レンディングといえばここ、BlockFiですね。私も利用しています。
特徴としては以下です。ウィンクルボス兄弟が創業したGeminiに資産が保管されている点、安心できる要素かと思います。入出金なども回数期限付きですが1回/月無料です
海外レンディングで最も信頼されており業界シェア1位
BlockFiに預けられた資産はGeminiによって保管
業界最大2億ドルをカバーする自社保険あり
BlockFiは日利、配当は毎月最初の営業日
利息をBTC/ETH/LTC/GUSD/USDCの中から好きな通貨で受け取れる
出金申請したら基本的に翌営業日に出金
グレイスケールのように機関投資家向けBTC投資信託も運営
NEXO(ネクソ)
業界2位のレンディング事業者です。Braveブラウザを使っている人であれば、Push広告がバンバン飛んできているのではないでしょうか。私も最近使い始めましたがUIがきれいで中々に使い勝手が良いです
預け入れるお金の金利以外に、NEXOトークンが2%分付与される点も特徴的で最終的にDAO化していくのかもしれませんね
海外レンディングでBlockFiの次に信頼されており業界シェア2位
即時に貸付を提供する
隠れた手数料や最低返済限なし
40以上の法定通貨に対応
クレジットライン:借り手が部分的に借り入れる方式
Cygnos(シグノス)
日本の貸し仮想通貨業者です。上記で紹介したHashHub, BlockFi, NEXOはレンディングで預かったお金を他で運用して高いAPYを出すビジネスモデルをしていますが、Cygnosは顧客に貸した仮想通貨を返してもらう時にユーザーから受け取る金利を収益としており、根本的にビジネスモデルが異なります
Cygnosの方が預かった資金の運用を行っていないので資産を失うリスクがない分、安全ですが高いAPYは期待できないモデルになっており資産の分散先として検討するのが良いかと思います
金利は最大4%
最短貸出期間は返還申請から10営業日
10億円相当の貸し出しも即日可能
単利でなく複利
貸出までのリードタイムがなく即日開始
以上、日本からでも利用できるレンディングサービスを紹介しました。1点、注意点として声を出しにしてお伝えしたいのは、「金利は資産を全部失うリスクの数字」ということです。高いAPYはそれだけ資金を失うリスクを負っているから受け取れるリスクプレミアムなので全部の資金を高APYのレンディングサービスに入れることはおすすめしません
適度な分散とリスク保有のバランスの中でポートフォリオを育てましょう
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こちら審議用確認ですが、税理士の方がつぶやかれていたのでPickしています。これで含み益が発生しないのであれば、個人で予想以上に儲かってしまって法人化したほうが税金を抑えられる場合の対処法になるかもしれませんね。
ちょっとお固すぎて中々読めないと思いますが、アンダーソン毛利河合先生らの著書にも記述されているようなので気になる人はポチりましょう
【書籍】Q&A 実務家のための暗号資産入門-法務・会計・税務-
このメルマガの情報ソースの一つでもあるDifiantの日本語版が登場しました。毎回、英語読むの面倒だったので非常にありがたいです。Techtec/PoL 田上、Kyber Network 堀次さんが翻訳してくれているようですね。本当に得が高いです。
「本日、The Defiant 日本版の記念すべき初版が公開されました。Defiant は、DeFi にフォーカスしたニュースレター型メディアです。DeFi について学べるリソースは日本にほとんどありません。Defiant 日本版の誕生が、日本の DeFi 市場を発展させる一助となれば幸いです。日本語で有益な情報を発信できるよう、精一杯運営していきたいと思います。」− Techtec/PoL 田上、Kyber Network 堀次
以上、参考になれば幸いです。
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