さんざん説明させておいて結局やらんやつはギルティ、どうも@nobu_meiです。今日は結構重要なニュースが多かったですね
日本はまだビットコインを通貨として認めない方針
日本政府、ビットコインを外国通貨と認めず エルサルバドルの法定通貨化受け
エルサルバドルが法定通貨をBTCにした影響を受け、日本政府から見解が発表されました。
この点について日本政府は、「外国通貨は、ある外国が自国における強制通用を認めている通貨と解する」とした上で、ビットコインについてはエルサルバドル共和国の法律において、支払いを受け入れる義務が免除される場合が規定されている(ビットコインの使用は任意)として、これに該当しないとの解釈を出した。
強制通用力とは、貨幣において、額面で表示された価値で決済の最終手段として認められる効力を言い、これを認めている外国が存在しない限り、BTCに強制通用力はないものと日本は考えているようです
BTC価格にはマイナスな情報のように見えますが、「予想通り」ではあるのであまり驚きはありません。この数ヶ月で政府内で議論が深められるわけはないので一端問題を先延ばしにした形と見ています
イメージ的には以下のような感じで、法定通貨⇒デジタル通貨への絶対的な移行の波がありその最初期と考えています。BTCではなく、CBDCを導入していくとしても決済インフラの普及するまではどの国でもあっても一定の例外期間が発生します
エルサルバドルがBTCを法定通貨にしたことで急遽対応方針を発表せねばならない立場になりましたが、いずれ「法定通貨の例外」としてBTCやCBDCのようなデジタル通貨を取り扱いを認めるような規制が出てくるものと考えています
内閣府IT総合戦略室, ブロックチェーン推進に関する報告書作成 – 新経済連盟
https://jane.or.jp/app/wp-content/uploads/2021/06/e42ba5420e6e3238415111e226bd8eeb.pdf
国と民間の動きでは昨日新経済連盟から報告書が出ていました。事務局に内閣府IT室も入っているちゃんとしたやつです。報告書は文字だらけでゴチャい図で結構わかりにくいですが、ブロックチェーン活用の事例集が載っており、そちらは参考になるのではないかなと思いました
議論も進んでいるようですし、BTCが国に認められるのは時間の問題です。BTCの握力が高まりますね
NFT関連
「WWW」のソースコード、NFT作品として約6億円で落札|美術手帖
イギリスのコンピュータ科学者で「ウェブの父」と呼ばれるティム・バーナーズ=リーによって発明されたハイパーテキストシステムであり、インターネットの始まりでもある「World Wide Web」(WWW)のソースコード。このソースコードが、NFTとして543万4500ドル(約6億円)で落札された。
このニュースを受けて思うこととしては、サザビーズやクリスティーズのような既存の美術商のキュレーション能力が高すぎる点です。美術商は過去に様々なリアルアートをアートコレクターに転売しており、アートのストーリーを伝えこれがいかに価値が高いものか伝える術に長けています
これがNFT販売においても遺憾なく発揮されており、毎回高額売買を続出している形になります。日本でNFT販売を行う予定のある方は日本の美術商と連携しそこのキュレーション能力と抱えている顧客にアプローチする戦略を取ったほうが良さそうです
BTC大好きジャック・ドーシーがCEOを務めるTwitterが公式NFTを発表しました。RaribleでBidできます
Twitterは「デジタル万葉集」のようなものだと誰かが言っていた気がするのですが、本当にその通りで将来的にTweetがすべてNFT化されて所有とコレクトができるようになるのかもしれないですね
日本で始めて上場企業としてBTCを購入したニュースが流れたネクソンですが、やはり高値づかみしていたようです。45億円に近い金額の評価損を計上しています
東証1部上場企業ネクソン、110億円相当のビットコインを購入 国内初の事例
BTCをよくわかっているBTCマキシマリストからするとなんら問題なく、タイミング悪くQ2の終わりが来てしまっただけのように思えますが、ネクソンの株主からすると気が気じゃないでしょうね。株主からの批判にどのように対応するのか気になります
海外法人でBTCを購入しているSquareなどは後発企業のためにBTC購入の手引書を公開していたりするため、ネクソンもその知見を公開してくれたら嬉しいなぁ、と思っていたりします
ネクソンが爆損でネク損と言われているのは草しか生えません
その他のニュース
VISAがCrypto部門を強化する発表をしました。記事内ではNFTやDeFiについても触れられており、関心の高さが伺えます。
OSSの資金調達の参考になる, CAMPFIRE 統計データ
CAMPFIREが過去のクラウドファンディングの傾向から資金調達が成功しやすいプロジェクトのデータを公開してくれています。最近、Crypto界隈でもOSSやDAOによる資金調達事例も増えてきているので、このデータは参考になるのではないでしょうか
データから理由が推察できない結果もちらほらありますが、すでに数万件の調達実績がある含蓄のあるデータだとすると一見の価値アリです
米ロビンフッド、上場目論見書提出 仮想通貨サービスの収益も明らかに
米国で運用されているロビンフッドが絶好調でCryptoの売買も17%を占めて増加傾向とのことです。ロビンフッドが取り扱っている仮想通貨は以下の7銘柄ですが、21年1Qの仮想通貨取引サービスの収益は、34%がDOGE[ドージコイン] のトレードから発生しているらしいです
わんこが米国の大地を駆け回っている様が目に浮かびます
今日のネタ枠
真面目な話ばかりでもつまらないのでネタ枠も作りました。
仮想通貨・魔界の戦い方は嫁が知っていた。梅雨時の洗濯する姿に…電流が走る
SPAでDeFi魔界の漫画を書いているハッシー橋本さんの漫画が共感値高すぎて面白すぎます。今日は嫁が魔界で戦うスキルをすべて持っていたという話になります、爆笑です
気に入っていただけましたらシェア、どちらにせよ読んだらいいねお願いします。励みになります